開催概要
対象
・ 経営企画部門、事業企画部門のマネジャー、ご担当者の方々
・ 人事部門、組織人事グループの方々
・ 組織の課題解決を先導し、成果を出す必要のある管理職、マネジャー、リーダーの方々
本セミナーのねらい
経営環境の変化に合わせるように、組織の再編、新組織の設立など柔軟な組織改革が求められています。しかしながら、改革の繰り返しにより、効率が悪くなり、本来の組織機能がうまく回らなくなっていることも現状にあります。本セミナーでは、組織の改革方向を明確にし、自社の組織の姿を認識するとともに、実務課題の解決に向けた組織性能を活用した組織改革のアプローチ手法を身につけます。
組織性能とは
・ めざすべき組織像毎に、求められる組織の力
・ 組織構成員一人ひとりの発揮能力ではなく、組織構造(組織図)、意思決定システム・業務システムの仕組み、
人材、組織文化の相互作用の結果として発揮される組織としての能力
参加者の声
・ 自組織の課題を多様な角度で分析して臨むとより効果的です。(製薬メーカー 次長・課長クラス)
・ まとまりのない知識の整理に役立ちます。 (製造業 次長・課長クラス)
・ 基礎知識から応用まで、組織設計を担当されている方は多くの知見が得られます。 (精密機器メーカー 次長・課長クラス)
・ 組織について議論するための切り口が分かった。 (製造業 人事 係長・主任クラス)
・ 組織改定に関わる身として、もっと早く受ければよかった。 (製薬製造業 経営企画 次長・課長クラス)
本セミナーで使用する教材・ワークシート(一部)
オンライン受講のご案内
・ テレビ会議ツール「Zoom」で配信します。事前に
接続テストにアクセスいただき、動作をご確認ください。
・1申込につき1名様がご受講ください。(著作権の観点から1申込で複数の方のご受講はお受けしません)
・ビデオオンできる環境をご用意ください。イヤホンやヘッドセット、外部スピーカーを使用しての受講をおすすめします。
・お申込み時、参加される方のメールアドレスを必ず登録してください。
・テキストは事前に配布します。
・本セミナーの講義資料および配信映像の録画、録音、撮影など複製ならびに二次利用は一切禁止です。
・Zoomにおけるリモート制御ならびにレコーディング機能はホスト側にて停止させていただきます。
※お申込みの前に必ず
オンラインLIVEセミナー規約をご確認ください。お申込み完了を以て規約に同意したことといたします。
プログラム
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項目 |
内容 |
1日目 10:00~17:00 |
【1】組織改革の概要 |
(1)組織論
・組織論を古典から近年までの紐解きと傾向
(2)組織づくりのための着眼点
・経営環境の変化にともなう戦略的な方向感
(3)組織改革とその対象
①組織構造(組織図)
②意思決定システム・業務システムの仕組み
③人材
④組織文化
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【2】組織の改革方向の明確化(組織性能デザイン) |
(1)トップダウンおよびボトムアップからの改革アプローチ
①改革アプローチの視点
・デザインアプローチ:戦略実現に向けた組織の再設計
・リサーチアプローチ:業務機能上の問題解決に向けた組織の改善
②責任権限のあり方
③組織の管理方法の見直し
④人材の活性度検討
(2)組織性能とは
①組織成果として発揮する能力
②相互作用の結果として発揮する組織
③組織性能ごとの内容と活用の考え方
(3)組織性能デザインの考え方
①敢えてアンバランスな状態を作り出す
②めざすべき組織像から見て強める性能、弱める性能を見出す
(4)めざすべき組織像を2つの軸から描く
①顧客提供価値を描く
・標準価値を強める
・個別価値を強める
②事業特性・戦略の方向性を描く
・積極攻勢・展開
・積極防御・防衛
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【3】ケース・スタディから学ぶ |
・下記ケースから組織性能デザインの実践演習を行い、自社組織の組織性能を考える
①事業間の相乗効果を発揮し、独立性を確保するための「企業組織」
②事業間接、本社間接の効率化と高質化を両立する 「間接組織」
③営業、開発、製造機能間連携を促進する「事業部組織」
④顧客や製品セグメントの変化に応じた「営業部門組織」
⑤従業員が活性化され能力を最大発揮できる「職場組織」
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2日目 10:00~17:00 |
【4】自社の組織性能の診断 |
・自社組織の組織性能を「組織性能簡易診断」により把握する
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【5】理論的に捉えて、実務課題の構造化 |
・ワークショップ1、2の内容を理論的に捉え整理し、組織性能アンバランス化方向から実務課題を構造化する
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【6】組織課題を解決するための「組織デザイン」 |
(1)組織要件のデザイン
(2)改革後の組織図のデザイン
(3)分業・統制方法のデザイン
(4)人材要件のデザイン
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【7】実務課題の重点化と実行計画表の作成 |
(1)実務課題を評価指標に従って評価し、重点化を図る
(2)実務課題を詳細化する
・目的、実施事項、障害と対応方法、スケジュール等を検討し、詳細化する
(3)重点化した実務課題を実行計画表に落とし込む
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【8】組織改革実行後に理解すべき内容 |
(1)業務プロセスの設計方法の理解
(2)人員配置設定方法の理解
(3)マネジメントの仕組みの設計方法の理解
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【9】まとめ |
(まとめ)
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ワークショップ(WS) |
[WS1] |
「機能×管理×人」視点による組織実態の洗い出し
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[WS2] |
「組織性能簡易診断」組織性能アンバランス化方向の明確化
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[WS3] |
「組織構造・仕組み・人材・組織文化」の課題を構造化
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[WS4] |
「自社で活用できる組織図」の作成
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[WS5] |
「実務課題の重点化と実行計画」の作成
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※内容は、変更される場合があります。また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
※昼休みは12:00~13:00を予定しております。
ご案内
講師
江渡 康裕
㈱日本能率協会コンサルティング シニア・コンサルタント
蛭田 潤
㈱日本能率協会コンサルティング シニア・コンサルタント
定員
25名(10名に満たない場合は延期する場合があります。)
参加定員の関係でご参加いただけない場合は折り返しご連絡いたします。