開催概要
対象
・英語で論文を書く技術・生産・研究部門の担当者、英語論文のテクニックと論文構成・表現を身につけたい方
・国際誌への投稿などで英語論文を世界に発信したい方
・英語論文スキルの向上を目指している方、英語で論文を書くことに興味のある方
ねらい
世界に通用する「英語論文」の書き方を学ぶセミナーです。国際化が急激に進展するなかで、研究の成果を論文として英語で作成し、発表する必要性がますます高まってきています。本セミナーでは、英文技術論文指導の第一人者である興野登先生のもと、英語論文の概要と構成、論文作成のための基礎知識を学んでいただきます。また実際の添削例を紹介するとともに、科学技術に関するトピックを題材にした演習を通じて論文ライティング力を養成します。英語論文の正しい書き方を基礎から学びたい方に強くお薦めいたします。
プログラム
基礎編 1日 10:00~17:00
1.英語論文の概要と基本構成
● 論文作成の目的
● 論文の構成
2.英語論文作成法
● 論文のスタイル
● 論文作成プロセス
● 論文作成の指針と3C’s
3.科学英語論文作成のための基礎知識
● 科学技術者のための基礎英文法
● 句読法
● 数式表現
4.3C’sに基づく英語論文のための基礎スキル
● 正確な英文表現
● 分かりやすい表現
● 簡潔な表現
5.英語論文ライティングのための慣用表現例
6.科学技術英文添削例の紹介
応用編 1日 10:00~17:00
1.基礎編のレビュー
● 英語論文の概要と基本構成
● 英語論文作成法の基礎
2.英語論文の構成とパラグラフ
● 英語論文構成とパラグラフとの関係
● パラグラフとは何か?
● パラグラフの構成
3.レトリックに基づく英文作成技法
● レトリックとは何か?
● レトリックに基づく英文作成技法
● レトリックに基づくパラグラフ・ライティング
4.3C’sに基づく効果的英文作成技法
● 簡潔化の基本と簡潔化技法
● 情報語に基づく英文の簡潔化技法
● 無生物主語構文に基づく英文作成技法
● 特殊な無生物主語構文を用いた英文作成技法
● 分詞構文を用いた英文作成技法
5.英語論文作成に不可欠な注意すべき英語表現
● 名詞
● 動詞
● 接続詞 他
6.科学技術英文論文添削例の紹介
実践編 1日 10:00~17:00
1.技術論文に見られる基本表現 演習
1.1 基本表現パターン解説と演習
1.2 短文レベルでの技術表現演習
(1) 英文法関連
● 冠詞を用いた表現 ● 総称表現 ● 固有名詞を用いた表現
● 単数・複数表現 ● 時制を用いた表現 ● 助動詞を用いた表現
● 前置詞を用いた表現 ● 接続詞を用いた表現
(2) 数と単位の表現
(3) 英文作成のルール
(4) 句読法
(5) 注意すべき「日本語」の英語表現
(6) 効果的英文表現技法
● 無生物主語表現 ● 分詞構文を用いた表現 ● レトリック手法を用いた表現
2.技術論文に見られる基本表現 演習
2.1 タイトル
2.2 アブストラクト
2.3 序文
2.4 本文
2.5 結論文
※実践編ではその場で添削を行います。演習課題はセミナーの前に事前配布予定です。
※内容は、変更される場合があります。また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
ご案内
講師
興野 登
公益社団法人日本工業英語協会 副会長
工業英検1級取得者 博士(工学)
日本工業英語協会副会長、専任講師。音響技術研究者、技術英語翻訳者。
中央大学、東京電機大学非常勤講師(科学技術英語・Academic Writing & Presentation)。博士(工学)。
30年以上に渡り電機メーカーにて音響技術の研究開発に従事。この間、多数の海外発表や海外特許出願を実施。
早期に会社を退職し、現在、企業、大学等でTechnical WritingやAcademic Writingの指導を行っている。
定員
参加定員の関係でご参加いただけない場合は折り返しご連絡いたします。
会場(東京)
日本能率協会・研修室(東京)
〒105-8522 東京都港区芝公園3-1-22
TEL: 03-3434-6271
交通アクセス
東京メトロ日比谷線 神谷町駅 3出口 より徒歩7分
都営三田線 御成門駅 A1出口より徒歩5分
都営大江戸線 大門駅 A4・A5・A6出口 より徒歩12分
JR山手線 浜松町駅 より徒歩15分
※開催会場は変更する場合があります。
その場合は別途ご案内いたします。