開催概要
対象者
管理責任者・部門責任者・ISO推進担当者・その他目標設定・進捗管理に携わる方々
開催にあたって
マネジメントシステムは“方針及び目標を定め、目標を達成するためのシステム”と定義されています。
しかし、品質目標自体が適切に設定されていなければ、いくらそれ以外の部分で品質マネジメントシステム(QMS)が機能していたとしても、QMSの実効性は高まりません。
実効性をより高めていくためには、品質目標の設定において、経営目的に合致していること、自社を取り巻く経営環境を加味したものであること、短期・中長期の視点で考えることなど、様々な要点をおさえておく必要があります。
本セミナーでは、そのような“品質目標”の設定の仕方や、品質目標を見直す際に必要な視点を学び、QMSの実効性を高めることをねらいとして開催いたします。
プログラム
|
項目 |
内容 |
1日 10:00~17:00 |
1.組織の目的を達成するための品質目標 |
(1) 品質マネジメントシステム(QMS)と品質目標
(2) 持続的成功を達成する品質目標の設定と運用
(3) 品質、製品の定義
(4) 現状の課題把握
|
2.ISO9001における品質目標の位置づけと機能 |
(ISO9001における品質目標の位置づけと機能)
|
3.目標の種類(区分)と品質目標の設定に必要な視点 |
目標設定演習~身近な事例から~
|
4. 品質目標設定の具体的ポイント |
(1) リーダーの役割
(2) 具体的ポイント
①目標の選定・設定(BSCの活用)
②目標設定の基準
③達成度が判定可能な目標
④目標は魅力的であること
⑤目標の繋がり(縦と横)
⑥全社目標(目的)に対して妥当な部門目標(目標体系設計)
⑦現実的な目標達成レベル
目標体系の問題点を特定する
|
5.達成度を判定可能とするための目標設定の工夫 |
(1) 成果指標(KGI)と管理指標(KPI)
(2) 定性的目標
(3) 間接部門の品質目標
(4) 営業目標、事業目標そのものを目標とする場合の留意点
|
6.効果的な“実行計画”作成のポイント |
(1) 実行責任者、担当者の明確化
(2) 目標達成のための具体的手段の設定
(3) 目標達成までの具体的実行プロセス・検証プロセスの明確化
(4) アウトプットの明確化・特定
(5) 実行計画作成のためのアプローチ方法
|
7.実績評価とフォローアップ、次年度へのフィードバックの仕方 |
(1) 最終の目標達成度の評価(最終成果の評価)
(2) 過程の活動実績の評価(プロセス成果の評価)
(3) 評価機能の仕組み作り
(4) 評価責任者の役割
(5) フォローアップ
(6) 次年度及びQMSへのフィードバック
|
※プログラム内容は、変更される場合があります。
また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※昼休みは12:00~13:00を予定しております。
ご案内
講師
糸魚川 浩司
一般社団法人日本能率協会 QMS主任講師
定員について
30名(参加人数が最少催行人数に達しない場合は、延期もしくは中止にさせていただく場合がございます。)