開催概要
対象
・設計部門、開発技術部門で設計のモジュール化、部品の標準化を目指している方
・設計や生産の効率化を図り、新たな開発・設計に向けての創造的時間を捻出したい方
本セミナーのねらい
マス・カスタマイゼーションは顧客に満足度の高い商品を提供する大量生産と受注生産を両立させる概念であり、それを実現するには設計のモジュール化が必須です。
本セミナーではモジュール設計の意義と役割を明確にし、小手先の部品の標準化・共通化に終わらせないモジュール設計のポイントを学びます。部品の共通化に至るモジュール設計の手順を具体的事例を交えて解説するとともに、製品生産効率化に結びつくモジュール設計の役割についても解説します。
多様化する顧客ニーズを実現するだけでなく、設計や生産効率化による新たな開発に向けての創造的時間の確保に寄与するモジュール設計のポイントを学習することをねらいとしています。
【従来設計からモジュール設計へ】
オンライン受講のご案内
・ テレビ会議ツール「Zoom」で配信します。事前に
接続テストにアクセスいただき、動作をご確認ください。
・1申込につき1名様がご受講ください。(著作権の観点から1申込で複数の方のご受講はお受けしません)
・ビデオオンできる環境をご用意ください。イヤホンやヘッドセット、外部スピーカーを使用しての受講をおすすめします。
・お申込み時、参加される方のメールアドレスを必ず登録してください。
・テキストは事前に配布します。
・本セミナーの講義資料および配信映像の録画、録音、撮影など複製ならびに二次利用は一切禁止です。
・Zoomにおけるリモート制御ならびにレコーディング機能はホスト側にて停止させていただきます。
※お申込みの前に必ず
オンラインLIVEセミナー規約をご確認ください。お申込み完了を以て規約に同意したことといたします。
プログラム
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項目 |
内容 |
2日間 10:00~17:00 |
第1章 マス・カスタマイゼーションとは何か |
― 大量生産と受注生産を両立する ―
1-1 マス・カスタム化とは
1-2 市場の変化とコモディティ化回避戦略
1-3 新興市場ではリバース設計で商品開発
1-4 ハードからソフトへの付加価値追求
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第2章 モジュール設計の意義と役割 |
― モジュール化の目的を明確にする ―
2-1 標準化の意義と役割
2-2 モジュール化の目指すところ
2-3 日本のECM(Engineering Chain Management)の課題
2-4 モジュール設計の概念
2-5 モジュール化の設計思想のポジショニング
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第3章 製品体系からアプローチするモジュール設計 |
― 効率的な製品の品ぞろえを追求する ―
3-1 モジュール設計を見える化する管理指標とは
3-2 事前に行うモジュール設計の可能性分析
3-3 製品モデルの確立
3-4 商品仕様構成と製品ラインアップ表の明確化
3-5 プロダクト・ミックスの確立
3-6 モジュール化の進展
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第4章 製品仕様のレンジ化・系列化 |
― レンジ化には等比・等差数列を適用する ―
4-1 製品群の類似性分析
4-2 種類を抑制するモジュール数(標準数)とは何か
4-3 レンジ化への標準数の適用
4-4 レンジ化・系列化の検討
4-5 モジュール設計の最適コストシミュレーション
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第5章 組合せを考慮するユニットのモジュール化 |
― 効率的な6つのモジュール化方式 ―
5-1 6つのモジュール化方式
5-2 ユニット構成の固定変動分析
5-3 モジュール化とDSM(Design Structure Matrix)
5-4 コストから見たユニットの最適組合せ
5-5 設計手順書作成過程でのモジュール化
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第6章 部品特性を追求した部品の共通化 |
― 部品を部品標準化・共通化・統合化の3つに分類 ―
6-1 部品構成の変動要因分析
6-2 部品少数化の方法
6-3 共通化の方向性の決定
6-4 モジュール設計におけるVEの役割
6-5 機能VEの進め方
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第7章 モジュール設計の手順(ソフト紹介) |
― 系統立てたモジュール設計の進め方 ―
Step1 PQ分析にてC群生産数0のルール決め
Step2 製品群の類似性分析
Step3 製品群のMD・PMD指数算定
Step4 製品仕様・システム構成の確立
Step5 レンジ化:製品仕様
Step6 モジュール化:ユニット構造
Step7 共通化:部品構造
Step8 モジュール設計の方向性決定
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第8章 生産効率化に結びつくモジュール設計の役割 |
―モジュール設計を生産効率化で刈り取る―
8-1 組立しやすい設計の条件
8-2 加工しやすい設計の条件
8-3 モジュラーデザインから生産モジュール化へつなぐ
8-4 部品構造と組立工程のバラエティ分析
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※内容は、変更される場合があります。また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
ご案内
講師
大塚 泰雄
JMA専任講師
㈱MEマネジメントサービス 常務取締役
【略 歴】
大手工作機械メーカーに11年勤務。開発・設計、製造、営業技術などを経験。主に企業では、開発設計段階のVE改善、モジュラーデザイン、部品の標準化と開発費の低減、工場レイアウト・現場の作業改善(I E)を通じて総合的コストダウンを展開し、企業の実績を改革するコンサルティング業務が活動の中心である。
その他、公開セミナー、社内教育などの活動も行う。
【著 書】
『技術者のための原価企画』 『理想原価への挑戦』 『実践原価企画』
『よくわかる金型の原価管理とコストダウン』 『見える化でわかるムダつぶしコストダウン』
『トコトンやさしい原価管理の本』 他多数
定員について
30名(10名に満たない場合は、中止または延期することがあります。)
会場(東京)
日本能率協会・研修室(東京)
〒105-8522 東京都港区芝公園3-1-22
TEL: 03-3434-6271
交通アクセス
東京メトロ日比谷線 神谷町駅 3出口 より徒歩7分
都営三田線 御成門駅 A1出口より徒歩5分
都営大江戸線 大門駅 A4・A5・A6出口 より徒歩12分
JR山手線 浜松町駅 より徒歩15分
※開催会場は変更する場合があります。
その場合は別途ご案内いたします。