開催概要
対象
・工場の安全管理・指導者、OHSAS関連スタッフ
・安全教育リーダー、製造現場の管理監督者の方
ご参加のおすすめ
多くの製造現場では、団塊世代の退職問題~海外労働者受け入れにともなう安全対策が課題となっています。
この対策にあたり、各社では、すでに実施はしているものの、一般論による知識教育の増強や定期的な安全点検、安全管理体制の整備だけでは限界があります。本セミナーでは、実施成果を得てきた作業安全対策について、下記3点を中心に事例と演習で対策法を身につけていただきます。
① 職場毎にハザードMAPを作成し、安全管理の的確化を図る(KYTを職場毎に実務活用)
② 現場管理者が職場毎の安全管理項目と責任の履行を実務的に果たせる仕組みづくり
③ 航空機パイロットの安全運転資格取得の方式を利用して個々人の安全スキル向上
参加者の声
・実際に起きている他社の類似対策事例を自社に持ち込む対策を学んだが、すぐに適用できる内容なので実施へむけるつもりである (全社安全管理委員会 管理者)
・ポカヨケを含め、指差確認など、個人の技量評価に直結させた安全対策を系統的に学んだのですぐに適用を図りたい(製造現場 管理者)
・個々の職場のハザードMAP化は、一般論でない安全対策に向く。早速、全職場に適用して中央統括して、私も、現地監査に使いたい(OHSAS室 課長)
・指差確認の効果と実務展開内容を数値認識で学んだ点は有効だった。早速、人事と共に、人事考課に組み込んで適用を図りたい(安全対策教育 リーダー)
プログラム
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項目 |
内容 |
1日 10:00~17:00 |
企業全体から個別職場の具体策徹底へ |
1 「他山の石(他社事例解析力)」によるリスク感知力研磨 |
(1) 少子高齢化問題と海外労働者受け入れに伴う災害の増加問題
(2) 演習:事例解析でつかむ「重大事故」の管理・指導ズサンさの実態
(3) 演習:リスク感知力の低さが招く「膨大な災害コスト」実態
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2 ケガ発生メカニズム解析の進め方 |
(1) ケガ・事故原因除去のための発生メカニズム解析
(2) ヒューマンエラー防止・災害防止に必要な基本技履行の効果
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3 集中力低下から鑑みるエラー対策、個人が身につける技の教育~訓練対策 |
(1) KYT実践術の錬磨:見える化対策+指差し確認訓練
(2) 演習:大脳生理学を用いたヒヤリハット・KYT実務活用対策
(3) ケガゼロ記録を誇る優良企業の活動実態の整理(含む資格化対策)
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4 ケガ・ゼロのためのハザードMAP対策 |
(1) 経営トップと安全管理者が災害リスクの見える化と日々管理~安全確保
(2) 演習:現場管理者が行うべき日常・安全管理の完全履行方式の確立
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5 Q&Aとまとめ |
研修後URLを用いた社内教育なども、無料でバックアップする方式も紹介
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※プログラム内容は変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
ご案内
講師
中村 茂弘
JMA専任講師
某大手企業にて、新製品開発担当、IE/QC/VE/JIT/CIMなど改善・管理技法を駆使した各種プロジェクトに参画し、その指揮にあたる。
うち、米国AAP St-Mary社に3年間赴任。1990年日本能率協会TPマネジメント・コンサルタント、TP賞審査委員の担当を開始。多数にわたるプロジェクトの立上げ経験に裏付けされた実践的で明快な指導には定評がある。
QCD革新研究所 所長、ISO9001、ISO14001審査員補。
【著 書】 『現場改善に役立つ経営・財務入門』『技術・技能伝承術』
『不良・クレームゼロ対策テキストブック』『現場管理者育成マニュアル』他多数。
定員
15名
参加定員の関係でご参加いただけない場合は折り返しご連絡いたします。