開催概要
参加対象
● 生産管理部門・製造部門の中堅社員、リーダー、管理者、スタッフの方
● 生産管理改善推進担当の方、OJT指導・インストラクターの方
● 生産管理の計画と調達力を高めたいと考えている方
本セミナーのねらい
生産管理を悩ませる「異常・特急・変更」。
これらは外的要因のためなくすことはできませんが、かき回されても慌てないようにすることはできます。本セミナーは、生産現場を楽にするための工場の工程管理と生産統制について、レベルアップの方法とその具体的な進め方を習得します。
担当者からのニーズがとても多い課題です。演習を通じて体感しながら学ぶことにより、問題の本質への理解が深まり、明日からの実践にすぐにお役立ていただける構成です。
プログラム
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項目 |
内容 |
1日 10:00~17:00 |
1.工程管理と生産統制によって解決すべき課題を知ろう |
・工程管理の悩みは先が見えないこと(実際の注文、発生するトラブル)
・安全率を高めるとロスが増加する
・想定外が工程管理を混乱させる
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2.工程管理と生産統制の要素と管理ポイントを理解しよう |
・工程管理の管理対象の3M(人・モノ・設備)
・工程管理を左右する3つの要素とは(負荷・能力・リスク)
・生産統制で見える化する対象(異常・変化・変更)
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3.工程管理のレベルアップ術 |
・労働生産性を高めるための要員管理(標準化・配置・教育)
・バラツキをなくし品質ロスを減らす生産環境づくり(5S)
・流れのロスをなくすためのフローコントロール
・組み立てキット化で応受援性の高い体制を準備しよう
・生産能力の枠管理で負荷と能力のバランスある準備をできるようにしよう
・生産能力枠管理シートによる人とライン(設備)の配置・編成を体験する効果を測定する。
・設備能力マップで設備の稼働率を高めよう
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4.生産統制のレベルアップ運用術 |
・過程の見える化指標を使って進捗情報の精度とスピードを高めよう
・異常の見える化(アンドン)によって異常対応レスポンスを高めよう
・タクトと実績の見える化によってスピードコントロール力をつけよう
・変化点管理で進捗リスクをあぶり出し未然防止力を高めよう
①自社の過程の見える化指標を作成して精度とスピードの高い進捗情報について理解する
②変化点管理シートによって未然防止に役立つ管理対象と内容を理解する
・生産統制力を高める改善術
a.リードタイム短縮のための工程削減・工程連結
b.1列待ちで平均リードタイムの短縮とトラブルリスクの回避
c.1個流しでリードタイムの最短化
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※プログラム内容は、変更される場合があります。
また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※昼休みは12:00~13:00を予定しております。
ご案内
講師紹介(敬称略)
松井 順一
コンサルソーシング株式会社
代表取締役
中小企業診断士、システムアナリスト、情報システム監査技術者。
アイシン精機株式会社にてABS等の新製品開発に従事。
微小洩れ測定法開発にて科学技術長官賞を受賞。
その後、社団法人中部産業連盟、トーマツコンサルティング株式会社、現職にて
工場改善・管理間接・開発業務改善、5S、目で見る管理、経営戦略のコンサルティングを行う。
現地現物での実践重視の人づくりに定評がある。
【著 書】
「仕事の見える化99のしかけ」(日本能率協会マネジメントセンター)
「仕事のミスをなくす99のしかけ」(日本能率協会マネジメントセンター)
「職場のかんばん方式トヨタ流改善術ストア管理」(日経BP社)他
定員について
20名(参加人数が最少催行人数に達しない場合は、延期もしくは中止にさせていただく場合がございます。)