開催概要
参加のおすすめ
・(公社)日本工業英語協会の中山裕木子専任講師によるオンライン公開セミナーです。
・化学論文作成の必読書といえる「ACSスタイルガイド」(アメリカ化学会発行)を
指針としたプログラムです。アメリカ化学会の英語を書くためのガイドラインはとてもシンプル。
文章を簡潔に表現することを勧めています。
・研究者、技術者なら知っておきたい細かい英語表記のルールから
文章表現するためのコツをお伝えします。本講座受講により、正確、明確、簡潔な
英語表現を習得することができます。
・明快に書くことに加えて使いこなしたいのが「ぼやかして推論を伝える」方法。
微妙なニュアンスを自在に伝えることができれば便利です。
・本講座は、ACSスタイルガイドの翻訳を手掛けた講師によるプログラムです。
講義で使用する例文を化学・製薬会社向けに構築しておりますので、より実務に直結した内容となっています。
対象
・医療分野・化学分野において報告書や論文を英語で書く方
・アメリカ化学会によるACSスタイルガイドが推奨する文書の書き方を習得したい方
・技術翻訳をされる方
※製薬・化学メーカーの研究者や技術者に特におすすめのプログラムです
このような悩みをお持ちの方におすすめです
■「~だと思われる。」と試験結果を書きたいけれど、I think や We believe ではダメ?どうやって「推論」を表せばよい?
■ 便利な句読点があれば使ってみたいけれど、よくわからない
セミナーの進め方
・セミナーで使用するテキストはPDFで事前配布します。
・予習課題をあらかじめ送りますので、セミナー当日までにご自身の回答を準備してください。
・オンラインの特性を活かして、チャットやファイル提出の機能を活用しながら、講師がその場でアドバイス。
双方向で進めていきます。
受講方法
・ Zoomを使用して配信します。初めてZoomを利用される場合は事前にサイトにアクセスいただきご準備ください。インストールは無料です。
・お申込みの方には、受講用URLと参加要領(マニュアル)を後日ご連絡させていただきます。
・テキストと演習は事前に配布します。1申込につき1名様がご受講ください。(著作権の観点から1申込で複数の方のご受講はお受けいたしません)
・すべての参加者がカメラやマイクを使いながら参加いただきます。
・講義の中で受講者に入力いただいた英文をチャットまたはファイルで提出いただく場合がありますので、英文を入力できる環境にてご参加ください。
プログラム
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項目 |
内容 |
13:30~16:30 |
1.アメリカ化学会のライティング指針 |
(1) 明快に書くための指針
・不要語を削除する
・受け身を減らす
(2) 正確に書くために知っておきたい表記
・句読点:コロン、セミコロン、ダッシュ、ハイフン
・数量表記
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2.シンプルな英語の基本 |
(1) 3Cの基本的な考え方を化学・製薬向け例文で学ぶ
・SVOの活用(無生物主語・能動態・効果的な動詞)
・SVとSVCの活用
(2) 誤りを防ぎ、深く理解すべき文法項目
・限定用法と非限定用法の修飾
・respectivelyの使い方
・比較表現
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3.3Cの実践 |
(1) 報告書・論文で知見を報告する
・「~と思われる」
・「~によると、~がわかった」
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※内容は、変更される場合があります。また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
ご案内
講師紹介(敬称略)
中山裕木子
公益社団法人日本工業英語協会 専任講師
工業英検1級取得実務翻訳者
平成9年より企業で技術分野の日英翻訳に従事。平成13年に工業英検1級取得、首位合格により文部科学大臣賞を受賞。平成16年にフリーランスの特許翻訳者になり、工業英語協会の専任講師に就任。企業や大学の理工系研究者に技術英語・特許英語の指導を始める。
「伝わる技術英語を身につける」をモットーに、京都大学、名古屋大学で教鞭を取ったほか、同志社大学などの非常勤講師を務める。
<著 書>
『技術系英文ライティング教本』(日本能率協会マネジメントセンター)、『英語論文ライティング教本』(講談社)、『会話もメールも英語は3語で伝わります』(ダイヤモンド社)、『英語は3語で伝わります【どんどん話せる練習英文100】』(ダイヤモンド社)
<訳 書>
『ACSスタイルガイド アメリカ化学会 論文作成の手引き』(講談社)
定員について
20名(参加定員の関係でご参加いただけない場合は折り返しご連絡いたします。)