開催概要
参加対象
●営生産管理部門・製造部門・調達部門の中堅社員、リーダー、管理者、スタッフの方
●生産管理改善推進担当の方、OJT指導・インストラクターの方
●生産管理の計画と調達力を高めたいと考えている方
本セミナーのねらい・特長
製造業の潮流は、地産地消に向けた現地生産化の流れと、コスト優位な拠点での生産といった最適生産が進むなか、今まで以上にモノと情報を適切に管理する力が求められ、IoT、グローバルなSCM(生産・調達)への対応が重視されています。
しかしながら、生産現場では、納期遅延や欠品、つくり過ぎや慢性的残業などのムリ・ムラ・ムダの問題が起こり、基本的な生産管理力の弱さが、顕著になってきているという現実があります。
昨今、さまざまな生産管理システムが導入されるなか、生産管理の基礎や本質を理解しないまま、生産管理システムによる課題解決を行おうとするケースが増えています。生産管理システムへの依存度が高まるにつれ、自社の生産管理がブラックボックス化され、生産管理上の様々な問題を根本的に解決できるスタッフが少なくなっています。
自社の生産力・競争力を高めるためには、生産管理の基礎や本質をしっかり身につけ、自社にあった総合的な解決策を選択・立案できる力をもった人材の育成が急務です。
本セミナーでは、生産管理の計画と調達力をレベルアップさせる計画立案・調達方法について理解し、実践演習を通じて具体的解決方法を体験的、実践的に学ぶことで、生産管理実務の実践力のレベルアップスキルを身につけます。
受講方法
・ Zoomを使用して配信します。初めてZoomを利用される場合は事前にサイトにアクセスいただきご準備ください。インストールは無料です。
・お申込みの方には、受講用URLと参加要領(マニュアル)を後日ご連絡させていただきます。
・テキストは事前に郵送します。1申込につき1名様がご受講ください。(著作権の観点から1申込で複数の方のご受講はお受けいたしません)
プログラム
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項目 |
内容 |
1日 10:00~16:30 |
1.生産モデルと生産管理の形態と違いについて知ろう |
・生産モデルと生産管理の行動基準
・生産管理とは~構造と機能
・生産管理を取り巻く環境~ビジネスモデルの変化:ロングテールビジネスについて
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2.生産管理の計画立案・調達によって解決すべき課題を知ろう |
・生産計画・調達の悩みは相反事項の両立解決(生産性vs納期)(品質vs原価)
・生産計画の友である在庫が生産管理力を低下させている
・生産計画・調達を台無しにする「変動」という悪魔
自社の生産管理の課題の洗い出し
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3.生産計画の要素とスタイルの違い |
・生産計画の計画対象の4M
・生産スタイルの違いを決定づける3つの基点
・生産スタイルの3つの形態
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4.受注生産(オーダー)の生産計画とレベルアップ術 |
・マスメリットを追求する生産ロット化
・受注生産と所要量計算の関連とポイント
・需要予測の仕方と形態
生産計画を楽にする手法のケーススタディ
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5.見込み生産(プラン)の生産計画のレベルアップ術 |
・需要要則の仕方と生産計画との連動
・生産編成と生産計画
・在庫の考え方と基準在庫の計算方法
生産計画ゲームと需要予測ツールづくり
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6.後工程引き取り生産(クイック型)の生産計画のレベルアップ術 |
・売れるスピードにつくるスピードを追随させる
・かんばん方式による工程間の連動化
・かんばん方式での生産計画の実際
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7.外注管理のレベルアップ術 |
・外注管理とMRPの関連
・発注サイクル改善による変動対応力のアップ
発注サイクル改善を体験してみよう
・外注先のパワーマップの活用
・外注先の能力の見える化と外注方針
・中間在庫による納期と生産性の両立
・ターンアラウンド改善
外注のパワーマップのケーススタディ
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※内容は、変更される場合があります。また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
ご案内
講師紹介(敬称略)
松井 順一
コンサルソーシング株式会社
代表取締役
中小企業診断士、システムアナリスト、情報システム監査技術者。
アイシン精機株式会社にてABS等の新製品開発に従事。
微小洩れ測定法開発にて科学技術長官賞を受賞。
その後、社団法人中部産業連盟、トーマツコンサルティング株式会社、現職にて
工場改善・管理間接・開発業務改善、5S、目で見る管理、経営戦略のコンサルティングを行う。
現地現物での実践重視の人づくりに定評がある。
【著 書】
「仕事の見える化99のしかけ」(日本能率協会マネジメントセンター)
「仕事のミスをなくす99のしかけ」(日本能率協会マネジメントセンター)
「職場のかんばん方式トヨタ流改善術ストア管理」(日経BP社)他
定員について
12名(最小催行人数に満たない場合には中止または、延期する場合があります)
参加定員の関係でご参加いただけない場合は折り返しご連絡いたします。