開催概要
対象
・設計、生産技術、製造部門の中堅社員、リーダー、管理者、スタッフの方
・全社改善推進担当の方、OJT指導・インストラクターの方
本セミナーのねらい・特長
製品のコストは、開発・設計段階でほぼ決定されています。開発・設計者には顧客のニーズにマッチした付加価値の高い製品が求められるのと同時に、厳しいコストダウン要求もあります。技術の確立なくしてコストダウンはあり得ませんが、コストダウンを効率よく進めるには、製品の原価の成り立ちやしくみを理解することから始めることが必要です。そして、ターゲット製品の目標となるあるべき原価(理想原価)を追求し、現状とのギャツプ(コストダウン余地)を知り、管理技術であるVE・TRIZ・モジュラーデザイン手法を活用し、原価企画活動でコストを作り込むことが必要です。
本セミナーでは
・開発・設計者として身につけておきたい原価の基礎知識の理解
・製品の原価構成の特長からのコストダウンアプローチ方法
・設計前にコストを作り込む原価企画の考え方
・製品ターゲット1点突破による材料費の徹底的コストダウン手法VE
・システマチックな画期的アイデア発想のツールTRIZ(トゥリーズ)
・製品体系から切り込み部品種類を削減するモジュラーデザイン
などについて、開発・設計者が身につけておきたいきスキルを、体系的に実例をもとにわかりやすく解説いたします。
また、本セミナーでは、皆さま方が業績に繋がる改善活動を展開できるよう、オンラインライブ受講型での2日間セミナーとして、集合セミナー以上に質の高いコンテンツをかりやすく解説します。是非この機会に新たな研修スタイルに参加いただきたく、ご案内いたします。
録画ではなくLIVE配信なので、気になるポイントはその場で質問ができ、理解が深まります。
オンライン受講のご案内
・ テレビ会議ツール「Zoom」で配信します。事前に
接続テストにアクセスいただき、動作をご確認ください。
・1申込につき1名様がご受講ください。(著作権の観点から1申込で複数の方のご受講はお受けしません)
・ビデオオンできる環境をご用意ください。イヤホンやヘッドセット、外部スピーカーを使用しての受講をおすすめします。
・お申込み時、参加される方のメールアドレスを必ず登録してください。
・テキストは事前に配布します。
・本セミナーの講義資料および配信映像の録画、録音、撮影など複製ならびに二次利用は一切禁止です。
・Zoomにおけるリモート制御ならびにレコーディング機能はホスト側にて停止させていただきます。
※お申込みの前に必ず
オンラインLIVEセミナー規約をご確認ください。お申込み完了を以て規約に同意したことといたします。
プログラム
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項目 |
内容 |
1日目 10:00~17:00 |
1.開発・設計者として身に付けたい原価の基礎知識 |
―コストダウンの第一歩は原価の中身を知ることから―
1-1 会社のお金の動きと利益
1-2 わが社の現状をみつめよう
1-3 材料費、労務費、経費とは何か
1-4 材料費の計算のやり方
1-5 加工費の計算のやり方
1-6 製造原価を見積ってみる
■材料費の計算問題 ■加工費の計算問題
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予習資料に関する受講者の課題、期待についてディスカッション |
2.標原価達成へ原価企画に必要なコストダウン余地分析 |
―製品の理想原価の追求が大きなコストダウンへ結びつく―
2-1 まずは製品別・事業別原価データの収集する
2-2 設計改善対象製品の選定方法とは
2-3 製品のコストダウン余地分析を分析する
2-4 原価企画に強力な武器となるCAD見積
■原価のポートフォリオ分析 ■理想原価演習
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3.コストを作り込む原価企画の目的と具体的進め方 |
―設計前に原価をシミュレーションする―
3-1 原価企画の意義と目的
3-2 原価企画の実態と進め方
3-3 目標売価・目標利益率の設定
3-4 最適目標原価の設定と割当方法
3-5 コストダウン評価の考え方
■原価企画手順演習
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2日目 10:00~17:00 |
1日目の内容についての質問、ご要望についてディスカッション |
4.感性機能を取り入れたVEで材料費(変動費)を低減する |
―機能から最適構造を追求することの重要性―
4-1 VE(価値工学)とは何か
4-2 目的機能追求と機能定義
4-3 機能評価と改善の方向性を決定する
4-4 感性機能を織り込んだ感性VEの進め方
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5.世界の発明原理TRIZ(トゥリーズ)を使ったコストダウン |
―画期的アイデアを発想するシステマチックなアイデア発想―
5-1 TRIZとは何か
5-2 創始者アルトシューラーの発見とTRIZの特徴
5-3 技術的矛盾を解消する対立マトリックスの使い方
5-4 対立マトリックスを実務で使いこなす
5-5 アイデア発想に6000ある世の中の科学的原理・法則を活用する
■対立マトリックスを活用した演習
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6.モジュラーデザインで開発費と間接費(固定費)を低減する |
-モジュール化で部品種類を削減し最適ラインアップを追求-
6-1 モジュール化の目指すところ
6-2 モジュール化による各部門のコストダウン効果
6-3 モジュール設計の手順
6-4 製品ラインアップ表へのモジュール数の適用
6-5 モジュール化に必要な固定変動分析
6-6 設計手順書の作成
■最適ラインアップ追求演習
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コストダウン事例紹介とまとめ |
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※内容は、変更される場合があります。また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
ご案内
講師
大塚 泰雄
JMA専任講師
(株)MEマネジメントサービス マネジメントコンサルタント・常務取締役
定員
15名(最小催行人数に満たない場合には中止または、延期する場合があります)
参加定員の関係でご参加いただけない場合は折り返しご連絡いたします。