開催概要
対象
・設計、生産技術、製造部門の中堅社員、リーダー、管理者、スタッフの方
・全社改善推進担当の方、OJT指導・インストラクターの方
本セミナーのねらい・特長
IoT/AIなど、ものづくりに新しい波が押し寄せ、第四次産業革命と言われている最中に起こった、新型コロナ・パンデミックは、今までの好景気の波に隠れていた課題が噴出する機会となっています。世界に賞賛された日本のものづくりは過去のものになりつつあると危惧しています。業績に結び付かない改善活動を続け、経営のかじ取りを見誤ることになってはいないでしょうか。それに気付いた企業は「見える化」から取り組み始めていますが「見える化」の本質が見えていない状況であります。
「見える化」とは「分ける」⇒「測る」ことによって中身が見える「透明化」のことを指します。皆さんの日々の仕事の中での課題は何で、それが会社の利益、コストダウン、生産性向上にどれほど繋がるかまで見えなければ意味がありません。以下のようなことは起きていませんか?
□定性的課題が不透明で、改善対象を見誤り、責任の所在も曖昧になっている
□製造部門は現場力の復活に期待し、現場の小改善を繰り返し、業績に繋がっていない
□技術部門は自動化することが目的のように推進するも、どこを自動化してよいかが判らない
□不良や非稼働の異常値に目が向き、順調に稼働していると思える所は課題に上がらない
□改善すると直接労務費が低減する計算をしながら、直接労務費を固定費としている
□購入済みの設備の効率向上がコストダウンに繋がらないことに気付かない
□物量管理と金額管理の不一致
本セミナーは、ものづくりの命題であるコストにメスを入れ、誰が(役割)、何を(課題)、どれくらい(あるべき姿)が明らかにできれば、業績に直結する改善活動の推進が容易であることを学んでいただきます。
オンライン受講のご案内
・ テレビ会議ツール「Zoom」で配信します。事前に
接続テストにアクセスいただき、動作をご確認ください。
・1申込につき1名様がご受講ください。(著作権の観点から1申込で複数の方のご受講はお受けしません)
・ビデオオンできる環境をご用意ください。イヤホンやヘッドセット、外部スピーカーを使用しての受講をおすすめします。
・お申込み時、参加される方のメールアドレスを必ず登録してください。
・テキストは事前に配布します。
・本セミナーの講義資料および配信映像の録画、録音、撮影など複製ならびに二次利用は一切禁止です。
・Zoomにおけるリモート制御ならびにレコーディング機能はホスト側にて停止させていただきます。
※お申込みの前に必ず
オンラインLIVEセミナー規約をご確認ください。お申込み完了を以て規約に同意したことといたします。
プログラム
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項目 |
内容 |
1日 10:00~17:00 |
1. 誰がコストを下げるか(役割の明確化) |
1-1 見えるところのロスは少ない
1-2 どの部門でコストが管理可能か
1-3 役割の異なる2つのコストダウン
■コストダウンの2つの側面
1-4 製品別か部門別コストダウンか
1-5 目的に合う原価データを整備する
■製品別・部門別原価計算
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2. 何をすればコストが下がるか(課題の明確化) |
2-1 アウトプットを規定してからインプットを攻める
2-2 コストは生産要素の最適組み合わせ
2-3 ネックプロセスを攻める
2-4 量から質を攻める
2-5 あるべき姿を求める ■どのようなロスが見えるか
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3.どれくらいコストダウンできるか |
3-1 設計での基本機能の追求
3-2 生産技術での基本機能の追求
3-3 生産技術での基本機能の追求事例 ■原価低減余地分析
3-4 製造部門での理想標準原価の描き方
3-5 製造部門での理想標準原価追求事例
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4.改善成果を経理数字につなげる |
4-1 改善成果が経理数字に反映するか
4-2 工数改善して直接労務費が減るか ■直接労務費を変動費化するアクション
4-3 改善と管理によるコストダウン効果の算定
4-4 物量管理と金額管理の不一致
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※内容は変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
※昼休みは12:00~13:00を予定しております。
ご案内
講師
橋本 賢一
JMA専任講師
(株)MEマネジメントサービス マネジメントコンサルタント・公認会計士
定員
15名(最小催行人数に満たない場合には中止または、延期する場合があります)
参加定員の関係でご参加いただけない場合は折り返しご連絡いたします。