開催概要
対象
・新事業・新サービスを創出したい方
・プロダクトマネジャー、プロジェクトマネジャー
ねらい
現在、単体の製品では、本当の意味で「顧客価値」を実現することが困難になりつつあります。 従来は市場調査や市場分析から出てくる顧客像が、市場全体からの顧客像であることが多いと定義されていましたが、それは大衆が同じ欲求を持っていた時代であり、現在の個性的な市場ではその手法が有効であるとは言えません。「顧客を中心にものを考える」ことは、理念としては当たり前にも思えますが、いざ実践するとなるとなかなか難しいものであり、共通する性格や行動の特性を持つ世界中の顧客について、統計的にアプローチするには多大な費用と時間がかかるものです。
しかし、新たなマーケティング手法を使えば、特定の顧客像を明らかにして、その特性を定義し、これに当てはまる人々や顧客に満足を与えることが可能となります。そこで近年、人間中心アプローチに基づくデザイン思考、アート思考、エスノグラフィー、ペルソナやカスタマージャーニーマップといった手法が、顧客の生活の豊かさに貢献する手法として急速に普及していており、製品やサービスにおける差別化のポイントが「技術」や「コスト」から「顧客経験」へと大きくシフトする中、顧客経験全体を捉えることが非常に重要となってきているのです。
本セミナーでは、
デザイン思考のフレームワークを活用して、サービスデザインの手法を用いることによって、デジタル時代に、いかに顧客に沿ったサービスを生み出していくか、顧客が望むブランドを形成する論点、感動するサービスを提供するための論点を学び、更に、ビジネスモデルの構築・プラットフォーム構築の重要性を理解し、それぞれについて革新的サービス創出のケーススタディを通じて体得します。
ポイント
1.顧客経験に焦点を当てることの意義が理解できる。
2.暗黙の前提になっている支配的な現実の見方と、これまで検討してこなかった次元へのパラダイムシフト、新たな価値創出の各種手法が、体得できる。
3.デジタル価値(エクスペリエンス価値、プラットフォーム価値)を意識することの重要性が理解できる。
4.パラダイムシフトを起こす上で、個人の意識改革、組織の阻害要因・意識改革の必要性が理解できる。
オンライン受講のご案内
・テレビ会議ツール「Zoom」で配信します。事前に
接続テストにアクセスいただき、動作をご確認ください。
・1申込につき1名様がご受講ください。(著作権の観点から1申込で複数の方のご受講はお受けしません)
・ビデオオンできる環境をご用意ください。イヤホンやヘッドセット、外部スピーカーを使用しての受講をおすすめします。
・お申込み時、参加される方のメールアドレスを必ず登録してください。
・テキストは事前に配布します。
・本セミナーの講義資料および配信映像の録画、録音、撮影など複製ならびに二次利用は一切禁止です。
・Zoomにおけるリモート制御ならびにレコーディング機能はホスト側にて停止させていただきます。
※お申込みの前に必ず
オンラインLIVEセミナー規約をご確認ください。お申込み完了を以て規約に同意したことといたします。
プログラム
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項目 |
内容 |
1日 9:45~16:45 |
1.革新的な商品・サービス創出のためのフレームワークと手法 |
・フレームワーク
デザイン思考、アート思考、意味のイノベーション、デザイン態度
・手法
インサイト合意形成、ペルソナ手法、カスタマージャーニーマップ
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2.実践演習 |
・顧客の潜在ニーズを理解する
カスタマージャーニーマップ(AS-IS)の作成
インサイトを合意形成する
・未来に向けてアイデア創出する
顧客の満たされていない潜在ニーズの困りごとを解決するアイデアを提示
デジタルで解決するアイデアを提示
感動を呼ぶ破壊的なアイデアを提示
・革新的な提案として仕上げる
アイデア群を企業価値・ペルソナのゴールで評価する
コンセプトを作成する
ビジネスモデルを評価する
市場・社会で求められる新たな“意味”を設定する
提案書として纏める
・チーム毎の提案書を共有する
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3.研修の振り返り |
・何を学んだか?
・今後スキルアップするために何をすべきか?
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※内容は、変更される場合があります。また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
ご案内
講師紹介(敬称略)
中谷 英雄
株式会社ピーエム・アラインメント 取締役 ビジネスコンサルティング部 部長
日本ユニシスにて、JAL、ANAのエアライン担当エンジニアとして座席予約システムのアプリケーション、基盤システムの企画・開発・保守を担う。三井住友信託銀行にて、大規模プロジェクトのプロジェクトマネジャー、合併対応のPMO等の役割を担う。現在、(株)ピーエムアラインメントにて、イノベーションをテーマに、大企業のイノベーションマネジメント、デザイン経営への変革支援、教育サービス支援を行う。
定員について
20名(参加人数が最少催行人数に達しない場合は、延期もしくは中止にさせていただく場合がございます。)