※TCFDとは「2016年に金融システムの安定化を図る国際的組織、金融安定理事会(FSB)によって設立された「気候関連財務情報開示タスクフォース(The FSB Task Force on Climate-related Financial Disclosures)」のことです。
開催概要
対象
・TCFD開示準備企業の担当役員およびご担当者
・プライム市場及びスタンダード市場で、ガイダンスに基づいて開示をしているが、さらに本格的な対応を進める段階にある企業担当者
・TCFDガイダンスの気候変動のリスクと機会に際して、どのように世界観を描くのか課題になっている方
受講のおすすめ
2021年 6 月 11 日から改訂コーポレートガバナンス・コードが施行され、プライム市場は、気候変動に係るリスクおよび機会が、自社の事業活動や収益等に与える影響について、ガイダンス等に基づいた開示が必須になりました。
特に、TCFDガイダンスの気候変動のリスクと機会に際し、課題となるシナリオ分析に関しては、どのように世界観を描くのか、そして自社にとってのマテリアリティは何かの抽出をすることが重要になります。
またTCFDガイドラインと災害リスク評価の関係について悩まれている方も多く、これらの課題を中心に、ご参加者と講師の双方向での意見交換を交えながら進めていきます。
プログラム
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内容 |
13:00~17:00 |
1. TCFDシナリオ分析の概要
2. TCFDシナリオ分析の開示事例
3. TCFDシナリオ分析の世界観の描き方
4. 世界観からの自社のマテリアリティ課題の特定
(自社のマテリアリティを分析、特定し、世界観の概念図を描く)
5. 物理リスク評価の実際の進め方
6. 災害リスクとTCFDガイドラインの関係性
7. 物理リスクの総合評価と利益影響額の算出
※四則計算可能な電卓をお持ちください。
8. 全体をとおしての質疑応答
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※内容は、変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
ご案内
講師紹介(敬称略)
長谷川 浩司
日本能率協会専任講師
MBA・中小企業診断士
環境経営学会理事
SDGs/ESG投資/TCFD開示等非財務情報開示研究