今、なぜ「実務者」の育成が必要なのでしょうか?

昨今の食品業界を取り巻く環境は大きく変化しています。

HACCPの制度化や消費者の安全・安心志向の更なる高まり、商品仕様の複雑化、アレルゲン問題への対応強化などのために、品質保証部門の役割が一段と高度化してきています。

一方で、品証品管業務の要となっているベテラン技術者から、次世代の品証品管担当者へ、基本的な知識を含めた技術伝承が十分に行えていないという問題認識があることをよく伺います。

次世代の品証品管担当者の育成において、このような状況を打開するために、実務的な品証品管技術の習得社外ネットワーク作りをお薦めします。

参加対象

食品関連企業の品質保証・品質管理部門の中核人材として期待される社員

本コースの目的

食品製造における「食品安全」「品質保証」の基礎と、実務に活かせる知識を習得し、自社の品質保証部門の中核人材を目指す。

また、他社の人材との交流を深め、お互いの悩みを共有し、気づきを促すとともに課題解決力の向上を図る。

コースファシリテーター

平林 晃一

株式会社 日本能率協会コンサルティング
生産コンサルティング事業本部
クオリティ&エンジニアリング革新ユニット
チーフ・コンサルタント

プログラム

※表をスライドさせることで隠れている箇所を閲覧できます。

ー 基礎編 ー

■ めざすところ

品質保証・品質管理担当者としての視野を広げる

プログラム・開催月は変更する場合があります。

基礎編 内容 開催日程  

1.食品安全・品質保証の基本

● 食品安全と品質
● 品質保証と品質管理の違い

2025年
6月20日(金)
1日、通い
※終了後、
 懇親会

2.食品関連法規制

2025年
7月18日(金)
1日、通い

3.工程管理および検査(品質保証方法)の設計 ~食品工場事例研究~

● 食品製造現場を観察してあるべき品質保証方法を追究する

2025年
8月22日(金)
1日、通い

ー テクニカル編 ー

■ めざすところ

品質保証・品質管理担当者が使う手法を理解し、使いこなせるようになる

テクニカル編 内容 開催日程  

4.品質管理の効果的運用 ~品質管理・食品安全手法~

● 再発防止ツール、QC7つ道具、QC工程表、異物混入防止等の理解と演習

2025年
9月19日(金)
1日、通い
※終了後、
 懇親会

5.品質事故・回収・苦情対応・事例研究 ~ロット管理とトレーサビリティ~

2025年
10月10日(金)
1日、通い

6.現場監査の視点、ヒアリング技法

● 現場の点検、監査の視点(安全・品質)
● ヒアリング技法

2025年
11月14日(金)
1日、通い

ー マネジメント編 ー

■ めざすところ

品質保証・品質管理担当者の役割を理解し、将来目指す姿を設定できるようになる

マネジメント編 内容 開催日程  

7.職場リーダーとしてのマネジメントの基礎

● 課題達成のためのテーマ設定
● コミュニケーション力、コーチング力、等まわりを巻き込み、進める力

2025年
12月5日(金)
1日、通い
※終了後、
 懇親会

8.未然防止型の品質マネジメントへの転換

● リスク視点の取り組み
● 変化点管理
● 目指すべき組織体制、人材

2026年
1月16日(金)
1日、通い

9.食品製造における次世代(DX、新事例、等)品質保証と実務者としての目指す姿

● QA業務の効率化
● 各自のKPI(Key Performance Indicator)(重要達成度指標)を描き発表する

2026年
2月13日(金)
1日、通い
※終了後、コース修了会

※基礎編・テクニカル編・マネジメント編の3編は選択受講も可能ですが、社外ネットワーク作りのために全編通しての受講をおすすめいたします。

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