建築設備技術会議 2020

会期:2019年11月17日(火)~14日(木) 4日間)
会場:建築会館 ホール (東京都港区芝5丁目26番20号)

プログラム

11月17日(火)10:00~13:00、14:00~17:00 [S1] 続・ウェルネスオフィスの最新事例 ~CASBEE-WO認証取得 Sランクプロジェクトにおける先進の取り組み~ 11月19日(木)10:00~13:00、14:00~17:00 [S5] スマート・AI・IoT・5G(仮)
[S2] SDGsと建築産業の今後の展開 [S6] BIMのライフサイクル活用
11月18日(水)10:00~13:00、14:00~17:00 [S3] ZEB最前線 11月20日(金)10:00~13:00、14:00~17:00 [S7] コロナと働き方改革・アフターコロナ
[S4] 建築の長期運用とエネルギー [S8] 「コロナ時代の建築設備」を考えるためのヒント
11月17日(火)
10:00 ~ 13:00
(敬称略) コーディネータ スピーカ
S1
続・ウェルネスオフィスの最新事例
~CASBEE-WO認証取得 Sランクプロジェクトにおける先進の取り組み~
林  立也
千葉大学 大学院工学研究院 創成工学専攻 建築学コース 教授
渋谷ソラスタにおけるIoTを活用したスマートオフィスの取組み
  • 生産性を高めるワークプレイスの在り方
  • IoTを活用した多様な働き方のサポート
  • ウェルネスオフィスの今後の展望
広瀬 拓哉
東急不動産㈱ 都市事業ユニット 都市事業本部 ビル運営事業部
自然環境に寄り添ったウェルネスオフィスの実現
~電力中央研究所我孫子地区新本館:自社施設の事例~
  • 全体計画コンセプト
  • 建築・設備計画におけるウェルネス向上への取り組み
  • 自然エネルギーや新たな電化厨房換気設計指針の活用による省エネルギーへの貢献
近藤 順也
鹿島建設㈱ 建築設計本部 設備設計統括グループ
人の多様性に配慮した研究施設のリニューアル ~竹中技術研究所:ウェルネス改修の事例~
  • 「創造性の向上」と「多様な交流促進」を目指したリニューアル計画概要
  • ワーカーのウェルネス向上に向けた取り組み
  • ABW導入による執務行動変容と知的生産性
徳村 朋子
㈱竹中工務店 技術研究所 未来空間部 健康空間グループ 主任研究員
 2019年5月より、建築環境・省エネルギー機構(IBEC)によるCASBEE-ウェルネスオフィスの第一回先行認証が開始され、評価結果詳細や設計上の配慮事項が広く開示されています。本セッションでは、昨年に引き続き「続・ウェルネスオフィスの最新事例」と題し、同認証の中でSランクの評価を取得したプロジェクトをピックアップし、建築主・設計者・研究者、それぞれの視点から、各プロジェクトにおける「ウェルネスオフィスへの先進の取り組み」のポイントを解説いただきます。知的生産性の向上を目指す、健康で快適なオフィスビルの最新事例として、今後のウェルネスオフィス計画の参考となれば幸いです。
担当委員
   
   
   
11月17日(火)
14:00 ~ 17:00
(敬称略) コーディネータ スピーカ
S2
SDGsと建築産業の今後の展開
秋元 孝之
芝浦工業大学 建築学部 建築学科 教授
建築産業におけるSDGs導入の意義
  • 持続可能な開発目標SDGsの概要
  • 建築産業の活動とSDGsの関係
  • 社会変革を目指すSDGsの視点の導入の意義
川久保 俊
法政大学 デザイン工学部 建築学科 准教授
SDGsと建築産業が取り組むべき活動
~これから取り組むべき活動・優先的取組課題設定等の事例~
  • 建築産業にとってのSDGsとの関係、ビジョンや経営計画と各部門への浸透など
  • これから取り組むべき活動の事例(ターゲットごと、建築産業・住宅産業・不動産業別)
  • 優先的に取り組む課題(マテリアリティ)の明確化と目標設定の事例
髙井 啓明
㈱竹中工務店 設計本部 プリンシパルエンジニア
SDGsを推進するESG投資の動向と建築・不動産 ~ESGからインパクトへ
  • SDGsとパリ協定の実現を推進するESG投資の潮流
  • SDGsと建築・不動産:ESGからインパクトへ
  • SDGsの2大テーマ(気候変動と健康・安全・快適性)と建築・不動産
堀江 隆一
CSRデザイン環境投資顧問㈱ 代表取締役社長
 SDGsに象徴されるように、持続可能な社会の実現に向け目標達成に具体的に貢献する事は社会的責務でもあり、建築業界はその取り組みにより恩恵を受ける産業でもあります。さらに、ESG投資に象徴されるように、企業へ投資する際に環境(E)への取り組みが評価される時代になりました。では、これら動向が今後の建築産業にどのような影響を及していくでしょうか?
 そこで本セッションでは、関係する専門家をお招きし、建築分野がSDGsに「取り組む意義」や「取り組むべき内容」、「取り組むことによって得られる新たな事業展開」などについて講義とディスカッションを行いますので、ご期待ください。
担当委員
   
   
   
11月18日(水)
10:00 ~ 13:00
(敬称略) コーディネータ スピーカ
S3
ZEB最前線
田辺 新一
早稲田大学 創造理工学部 建築学科 教授
愛知県環境調査センター・愛知県衛生研究所 ~公共研究施設 Nearly ZEB 第1号~
  • 建物概要・コンセプトについて
  • 公共研究施設ZEB化への挑戦
  • 最先端省エネルギー、創エネルギー技術の導入
岩村 卓嗣
大成建設㈱ 設計本部 設備設計第三部 設計室長
東急コミュニティー技術研修センター NOTIA ~次世代研修施設「気づきの場」の創造~
  • 建物コンセプトについて
  • Nearly ZEB実現の作りこみ①躯体蓄放熱システムTABS導入について
  • Nearly ZEB実現の作りこみ②再生可能エネルギー利用について
中本 俊一
清水建設㈱ 設計本部 設備設計部2部 設計長
約6,000m2の中規模オフィスビルにおけるBELSの『ZEB』の取得について
  • ZEB達成に向けた設計における建築設備計画の概要
  • 竣工時のBELSの『ZEB』取得への取り組み
  • ZEBとWELLの両立、CASBEE WOの取得
羽鳥 大輔
㈱三菱地所設計 機械設備設計部 ユニットリーダー
 2014年に閣議決定された「第4次エネルギー基本計画」において、2030年までに新築建築物の平均でZEBの実現を目指すとされている。昨年度までにBELS(建築物エネルギー性能表示制度)におけるZEBの件数は350件を超え着実に普及数は増加しているものの、目標のためには、『ZEB』や「Nearly ZEB」といったより高いレベルのZEB実現が必須である。本セッションでは昨年度以降に竣工したZEBの最新事例(「Nearly ZEB」を取得した公共建築施設及び都心の施設、『ZEB』を取得した中規模施設)を紹介するとともに、今後の更なるZEBの普及に向けてディスカッションを行います。
担当委員
大阪ガス 真貝 耕一郎
きんでん 島末 紀之
新菱冷熱工業 宮﨑 久史
東京ガス 興梠  暖
11月18日(水)
14:00 ~ 17:00
(敬称略) コーディネータ スピーカ
S4
建築の長期運用とエネルギー
富樫 英介
工学院大学 建築学部 建築学科 准教授
栃木県庁舎の10年
~環境配慮技術を導入した公共建築における長期運用実態と将来の省エネ可能性評価~
  • 自然換気や自然採光等、パッシブ手法を活用した環境配慮建築の長期的な運用の取組み
  • 需要家蓄熱槽を活用した熱源システムの長期的な維持管理
  • 2007年竣工の環境配慮建築のエネルギー消費実態と今後のZEB可能性に関する評価検証
星野 聡基
㈱日本設計 環境・設備設計群 シニアマネージャー
晴海アイランドトリトンスクエアの20年
  • 晴海トリトンスクエアのライフサイクルマネジメント
  • 社会の変化と晴海トリトンスクエア
  • 晴海アイランドのこれから
岡垣  晃
㈱日建設計総合研究所 副所長
鹿島建設KIビルの30年
  • 建物概要とライフサイクルエンジニアリングの取り組み
  • 建物の30年間のエネルギー消費量の実績と分析
  • 建築設備の30年間の更新修繕の実績と分析
木原 勇信
鹿島建設㈱ 建築設計本部 設備設計統括グループ チーフエンジニア
新宿新都心地区地域冷暖房の50年
  • 首都圏初の地域冷暖房事業の歴史
  • 世界最大級の地域冷暖房での大規模設備更新
  • 省エネルギー・CO2削減の進化、電力供給・BCP対応等の新しいニーズの実現
本間  立
東京ガスエンジニアリングソリューションズ㈱
エンジニアリング本部 地域エネルギー事業部 新宿地域冷暖房センター 所長
 本セッションでは、長期に渡って運用改善に取り組み続けている4つの建築を紹介します。これらはいずれも、新築当初から省エネルギーに向けて様々な工夫と高度な技術で設備システムを構築し、竣工から数十年の長期に渡って建物と設備を使用する中で、常に高効率な運用を求め、その結果を新たな工夫と技術にフィードバックすることに成功してきた事例です。ZEB化という大きな課題がある現在、即効性がありそうな新技術に飛びつくだけではなく、あえて運用改善という地道な努力に注目し、誠実で実直な数十年の取り組みを振り返りながら、建物の長期運用の問題を考えたいと思います。
担当委員
明治大学 樋山 恭助
高砂熱学工業 宮谷 政和
東京工芸大学 山本 佳嗣
11月19日(木)
10:00 ~ 13:00
(敬称略) コーディネータ スピーカ
S5
スマート最前線と将来展望
池田 伸太郎
東京理科大学 工学部 建築学科 助教
AIとセンシングに関する今後の展開
  • AIとセンシングに関する社会的背景と技術的な課題
  • センシングが可能にする様々なサービスの考え方
  • 今後のセンシング・関連技術とAIが活用される分野について
馬郡 文平
東京大学 生産技術研究所 AI制御技術社会連携研究部門 特任准教授
Software Defined BACSの実現(スマートビルのデータ・プラットフォーム)
  • クラウドとビッグデータ活用を前提としたデータ・プラットフォームの構築
  • AI、IoTを用いた建物制御の実践について
  • 建物制御におけるBIMの活用
粕谷 貴司
㈱竹中工務店 情報エンジニアリング本部 課長
5G(第5世代移動通信システム)の概要や普及動向を踏まえ、建築設備分野への影響について検討する。
  • 5Gによる生活空間の変化
  • 5Gが建築設備分野に及ぼす影響
  • 5Gによって実現するデジタルツインの取組
黒坂 達也
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任准教授
㈱企 代表取締役
 近年のICT(情報通信技術)の技術的トレンドとして、IoT(高度なセンサーなど)で取得したデータをクラウド環境にビッグデータとして蓄積し、AI(人工知能)を駆使して分析し、様々な制御に活用されます。
 技術革新が目覚ましい、本セッションでは「スマート最前線と将来展望」と題してAIやセンシング技術の展望、AIを活用した制御技術と導入事例、5G通信技術がどのように建築設備分野へ活用されて行くのかの将来展望について有識者をお招きし紹介します。大きく変革してきているIoT、AIの建築設備分野への展開を理解するとともに、皆様の実務分野へどう活用していくかのヒントになるものと期待します。
担当委員
関電工 留目 真行
関西電力 木虎 佳嗣
鹿島建設 溝畑 重利
新日本空調 竹内 信弘
11月19日(木)
14:00 ~ 17:00
(敬称略) コーディネータ スピーカ
S6
BIMのライフサイクル活用
柳井  崇
㈱日本設計 常務執行役員 環境・設備統括 / (一社)建築設備技術者協会 副会長
建築BIM推進会議におけるBIMの標準ワークフローについて
  • 建築BIM推進会議の経緯
  • BIMの標準ワークフローの考え方
  • ライフサイクルBIMの論点
志手 一哉
芝浦工業大学 建築学部 建築学科 教授
建築設備のBIM利用(建築設備技術者協会WGの対応)
  • BIMガイドラインから考える建築設備の課題と対応
  • 建築設備BIMの動向
  • 設計における建築設備BIMの利用
井田  寛
㈱日本設計 第1環境設備設計群長
建物ライフサイクルを通したBIMと建築情報活用への取組み
  • BIMと建築情報活用範囲の拡大
  • 建築情報プラットフォームの開発・提案
  • BIMモデル事業などでの取り組み事例
繁戸 和幸
㈱安井建築設計事務所 執行役員 ICT領域統括 兼 ICT・データマネジメント部長
設計施工一貫設備工事のBIMワークフローと活用手法
  • 設計から生産をシームレスにつなぐBIM活用
  • 新築工事および改修工事における設備設計施工BIM事例
  • 維持管理につなぐためのBIM活用と課題
島宗 幸子
㈱竹中工務店 東京本店 設計部 情報技術部門 BIM推進グループ
 今年3月、「建築分野におけるBIMの標準ワークフローとその活用方策に関するガイドライン」が発行されました。本ガイドラインは建築物のライフサイクルにおけるBIM活用のワークフローの考え方の共有を図るものです。BIMの重要性が認識されてからここ10年間、各企業等において醸成されてきたBIMへの取り組みを、その枠を超えて繋ぐことで、BIMが目指す統合データベースの実現が期待されています。本セッションは、ガイドラインの背景から建築設備における対応のあり方の解説及び事例紹介を通し、皆様にBIMの展望を把握するための有用な情報をお届けします。
担当委員
工学院大学 富樫 英介
久米設計 土岐 昇三
日本設計 大串 辰雄
11月20日(金)
10:00 ~ 13:00
(敬称略) コーディネータ スピーカ
S7
コロナと働き方改革・アフターコロナ
山本 佳嗣
東京工芸大学 工学部 建築学科 准教授
ウイズコロナからアフターコロナに向けて
  • 新型コロナとはどのようなものか
  • 新型コロナに対する感染対策
  • 新型コロナでわれわれの生活はどのように変わるか
大岡 龍三
東京大学 生産技術研究所 教授
感染制御科学に基づく、建築設備のライフサイクルデザイン
  • 感染制御科学の基礎知識
  • 感染制御に配慮した医療福祉施設のライフサイクルデザイン
  • 新型コロナウイルス感染を制御する建築設備
伊藤  昭
㈱日建設計 エンジニアリング部門 設備設計グループ アソシエイト 博士(医学)
設計実務者からの視点 ~withコロナの建築設備・BCP~
  • withコロナの病院設備 コロナ禍における医療施設のパンデミック対応事例
  • withコロナのBCP コロナ禍における災害対応を改めて考える
  • withコロナの省エネ コロナ禍における省エネを改めて考える
不破 徹生
㈱日本設計 環境・設備設計群 グループ長
~アフターコロナに向けて~ ワークプレイスの進化の方向性
  • 賃貸オフィスマーケットと働き方改革の動向
  • コロナ禍で変わること変わらないこと
  • ワークプレイスのニューノーマルに向けた視点
吉田  淳
㈱ザイマックス不動産総合研究所 主幹研究員
 本セッションでは、新型コロナウイルス感染拡大の経験を経て我々の生活や働き方がどのように変わっていくか、また、この経験を変革の機会と捉えた新たな動きについて研究・設備設計・不動産の視点からご発表を頂きます。
 環境負荷を低減したより良い社会への復帰を目指すグリーンリカバリーへ向けて建築設備技術者にできることは何か、感染症を災害の一つとして捉えた感染症BCP、ワークプレイスの変革など、建築設備業界の未来に向けた重要なキーワードについて皆さんと考えていきたいと思います。
11月20日(金)
14:00 ~ 17:00
(敬称略) コーディネータ スピーカ
S8
「コロナ時代の建築設備」を考えるためのヒント
倉渕  隆
東京理科大学 工学部 学部長 建築学科 教授
病院におけるパンデミック対応空調システム ~感染症パンデミックに備える風量・室圧制御~
  • 一般病室から感染症病室へのモード切替 ~パンデミックモード時の換気回数増加と陰圧化~
  • 共通エリアと病棟エリアの間の空気感染防止 ~自動ドアと連動した高速VAVによる風量制御~
  • 病院における風量・室圧制御手法と制御装置(VAV・CAV)の選定についての注意点
石原 正也
アズビル㈱ ビルシステムカンパニー ワークプレースソリューション部 2グループ マネージャー
微生物の汚染の除染について ~医薬品製造工程除染管理から新型コロナ対応のヒントを探る~
  • 医薬品製造工程での除染管理方法を説明する
  • 新型コロナウイルスでの除染管理の方法を考える
  • 世界のBSL廃液処理の方法について説明する
川崎 康司
㈱エアレックス 代表取締役
感染症対応の応急仮設病棟「パンデミック・エマージェンシー・センター」と
除菌技術「マルチミスト」
  • 新型コロナウイルス感染症のパンデミック対応する応急仮設病棟の展開
  • 患者の病態ごとに求められる機能の違い
  • 医療施設向けに開発したマルチミスト除菌の展開
湯淺 篤哉
㈱大林組 営業総本部 担任副本部長 医療ソリューション部長
空調設備におけるクラスター対策を考える
  • 新型コロナウイルス感染症がパンデミックとなった
  • 施設内のクラスターが問題となっている
  • 空調設備において必要なクラスター対策を考える
吉田 一也
ダイダン㈱ イノベーション本部 副本部長 兼 再生医療推進部長
 2019年末より世界の社会様式を一変させた新型コロナウイルス。感染経路特定の膨大な作業を経て、様々な感染パターンや感染抑制方法があり得ることが判明してきた。しかし、特に空気感染抑制方法に関しては「換気量30m3/人・時」の確保や「薬剤散布による空間除菌」等々、様々な根拠不明な情報が飛び交い“建築設備の計画”に混乱をもたらしている。このような現状を受け本セッションでは、病原体を「封じ込める」とは「滅菌する」とはどういうことか?について空調計画上、滅菌計画上の正しい知識を示し、“コロナ時代の建築設備”を計画する際の「ヒント」をもたらさんことを企図している。
担当委員
アズビル 本多 右近
清水建設 的野 孝一
ダイキン工業 板田 武士
プログラム内容(発表テーマ・スピーカ・発表の順番等)は変更になる場合がありますので予めご了承ください。

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