プログラム
価値創造プロセス革新「基礎」コース
(全4テーマ)

価値創造プロセス革新「基礎」コース
設計品質向上の基礎を学ぶ
品質問題の再発防止・未然防止実現セミナー
~品質振り返りから品質つくり込み計画へ~
開 催 日
2015年11月17日(火) 10:00~17:00
会  場
日本能率協会 研修室 (東京都 港区 芝公園)
講  師
渡部 訓久 ㈱日本能率協会コンサルティング 開発マネジメント革新センター チーフ・コンサルタント
参加対象
開発設計、生産技術、技術管理、品質保証部門の担当者・リーダー 他
セミナーの目的と概要
 失われた20年の間、日本の製造業における開発設計の現場では、効率化・スピード・コストが最優先で求められてきました。その結果、発生した不具合の根本原因の追究と対策や、技術の深掘り、人材育成等にあまり時間がかけられず、似たような問題を繰り返し発生させてしまい、技術力や生産性が退化してしまっているように感じます。今後、リーダーシップを発揮して第一線で活躍する技術者になるために、まずは、上記の様な状態から脱却するための、設計品質のつくり込み方を学ぶことは有益です。知識として覚えたことをどのように成果につなげるか、品質を差別化ポイントにしていくにはどうするか、このようなことも講義の中でふれていきたいと思います。
本セミナーでは、
 設計要因の品質問題の再発防止、未然防止に向けた基本手法を学んでいただきます。最近の不具合発生傾向を簡易的に把握し、その要因を見極めながら、次期製品設計での改善点を実業務をベースに組み立てていきますので、受講後の自職場での実践が比較的容易に展開出来ます。

プログラム    10:00~17:00 (昼食時間 12:00~13:00)
1. 設計品質に関する一般的な問題点
  • 1-1 よく見られる開発設計の推進実態 プロセス実態
  • 1-2 よく見られる開発設計の推進実態 完成度実態
  • 1-3 よく見られる開発設計の推進実態 リソース実態
  • 1-4 最近の実態調査からの傾向

2. 設計品質向上の目的
  • 2-1 事業的側面
  • 2-2 顧客貢献の側面
  • 2-3 自己成長の側面

3. 設計品質向上の基本的な考え方
    ミニワーク 設計品質改善への取組み水準 簡易診断
  • 3-1 設計品質向上活動における改革対象
  • 3-2 設計品質をつくり込む5つの原則
  • 3-3 問題解決、再発防止、未然防止の意味

4.  ケーススタディ1 品質振り返りの実践
  • 4-1 問題解析表の作成
  • 4-2 T型マトリクス図の作成
  • 4-3 品質不具合発生傾向の把握
  • 4-4 なぜなぜ分析の概要解説と実践
  • 4-5 重点改革課題の設定

5. 設計品質向上のための基本手法解説
  • 5-1 事実を正しく掴むための基本手法
  • 5-2 源流化・事前化のための基本手法
  • 5-3 設計完成度状態を見えるようにするための基本手法
  • 5-4 デザインレビューの高度化に向けた基本手法

6. 研修まとめ