開催概要
対象
コスト削減・VA(VE)担当者および機械加工部品(以下、「部品」と記述)の単価決定、コストテーブル作成を担当する皆さん。
また、これらの業務の管理者の皆さん。
本セミナーのポイント
図面を提示して製作依頼する部品は「原価主義(発生コスト+利益=価格)」で価格決定されるのが一般的で、「コスト分析」はこのような部品のコスト分析技術として発展してきたものです。
しかし、コスト分析の目的が「適切な価格査定を行う」という狭い領域にとらわれがちで、結果として「コスト削減効果が得られない」「コストテーブルは作ったが活かされていない」「コストテーブルのメンテナンスができていない」といった状況に陥っている企業が多いようです。
本セミナーでは、「コスト削減につなげるバイヤーの知恵・工夫を盛込む」ということを、事例をあげて解説します。
参加者の声
・サプライヤーと一緒に考えていくコスト削減の方法がとても勉強になりました。
・本来の調達担当者のあるべき姿を再認識できました。
・受講者全員に質問を投げかけていただき、集中して受講できたうえに、個別の悩みにも回答いただけて満足です。
・コストテーブルの活用方法が参考になった。実際に試行錯誤された経験なので共感できます。
参加者の皆さんへ
(受講者が使用している数値の入った見積書をご用意ください)
セミナー効果を高めるため、見積書を参照しながら解説を聞いてください。
オンライン受講のご案内
・ テレビ会議ツール「Zoom」で配信します。
事前に
接続テストにアクセスいただき、動作をご確認ください。
・1申込につき1名様がご受講ください。(著作権の観点から1申込で複数の方のご受講はお受けいたしません)
・すべての受講者にカメラとマイクを使用して参加いただきます。
・快適な受講環境のため、イヤホンやヘッドセット、外部スピーカーを使用しての受講をおすすめします。
・お申込み時、参加される方のメールアドレスを必ず登録してください。
・テキストは事前に配布します。
・本セミナーの講義資料および配信映像の録画、録音、撮影など複製ならびに二次利用は一切禁止です。
・Zoomにおけるリモート制御ならびにレコーディング機能はホスト側にて停止させていただきます。
※お申込みの前に必ず規約をご確認ください。お申込み完了を以て規約に同意したことといたします。
オンラインLIVEセミナー規約
プログラム
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項目 |
内容 |
1日 10:00~17:00 |
1.コスト分析とバイヤーの知恵・工夫 |
「適正コストを把握したい」「適切なコスト査定を行いたい」のみならず、コスト削減の視点を持って、「バイヤーの知恵・工夫を活かすコスト分析」をどのように進めるかを解説します。
コスト分析の目的/見積明細を必要とする理由
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2.コスト分析の得手、不得手 |
多岐にわたる調達品において、本セミナーの「コスト分析」は万能ではありません。その限界を知り、不得手領域ではどうアプローチするのかを解説します。
キイ・イシュー 一般的な価格の査定方法/一般的な価格の決定要因/マクロなコスト分析法(金型、ソフトウエアなど)
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3.部品コストの構成要素 |
コスト構成要素を踏まえ、見積書に必要な項目は何かを解説します。
コスト構成要素/見積書の一般的構成/見積書サンプル
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4.部品コストの分析手順 |
コスト構成要素ごとに分析の手順・方法を解説します。
材料費の分析/加工費の分析/加工費率の分析/加工時間の分析/管理費・利益の分析
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5.実践的コストテーブルの考え方 |
コストテーブルは、作成に時間が掛かる・タイムリーにメンテナンスができない・せっかく作ったコストテーブルが単価決定の現場で生かされていない、ということはないでしょうか。
これらの原因を認識し、実用上の精度は維持しながら、バイヤーの知恵・工夫が活かせ、メンテナンスが容易なコストテーブルを解説します。
コストテーブルが使われない理由/これがベターなコストテーブル
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6.コスト削減につなげる知恵・工夫 |
価格査定のプロセスで、「コスト削減につなげるバイヤーの知恵・工夫」の事例を演習します。
併せて、コスト分析の手順を、いくつかの計算演習を通じて理解を深めて頂きます。
ウォーミングアップ計算/プレス部品コスト分析/射出成型部品コスト分析/段ボールシート加工品価格査定とコスト削減活動
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■付録:CPP知識ガイドより「コスト分析」
※プログラム内容は、変更される場合があります。
また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※昼休みは12:30~13:30を予定しております。
ご案内
講師
山藤 順 Strategy and Operations研究所 代表