開催概要
対象
・製造業・調達部門の部課長・係長クラスおよび企画担当の皆さん
・原価管理、原価企画部門およびコストダウン・プロジェクト推進の皆さん
本セミナーのポイント
・コストダウン活動とは、会社や事業の目標利益を達成するために、関連部門が連携をして知恵を出し合い原価低減を図るプロジェクト活動です。目標利益を達成するためには売上が必要で、そこからコストを差し引いたものが利益です。ですから、必要なコストをかけて、所定の売り上げを上げなければ、目標利益を確保することはできません。
つまり、コストダウン活動とはかけるべきコスト(価値を生むコスト)は何かを明らかにすることによって、無駄なコストを顕在化させ、そのコストを削減することに他なりません。
・多くの調達部門が抱える「毎期繰り返されるゴールの見えない」コストダウン要請や「達成感がない、利益貢献の手ごたえがない」コストダウン活動から、担当者が活き活きと取り組めるコストダウン活動に向けてどのようにプロジェクトを推進していくべきかを実務経験豊かな講師が解説します。
受講者の皆さんへ
コストダウン・プロジェクトの企画書があれば、ご持参ください。
セミナー内容と比較して疑問点等あれば、講師に質問してください。
オンライン受講のご案内
・テレビ会議ツール「Zoom」で配信します。事前に
接続テストにアクセスいただき、動作をご確認ください。
・1申込につき1名様がご受講ください。(著作権の観点から1申込で複数の方のご受講はお受けしません)
・ビデオオンできる環境をご用意ください。イヤホンやヘッドセット、外部スピーカーを使用しての受講をおすすめします。
・お申込み時、参加される方のメールアドレスを必ず登録してください。
・テキストは事前に配布します。
・本セミナーの講義資料および配信映像の録画、録音、撮影など複製ならびに二次利用は一切禁止です。
・Zoomにおけるリモート制御ならびにレコーディング機能はホスト側にて停止させていただきます。
※お申込みの前に必ず
オンラインLIVEセミナー規約をご確認ください。お申込み完了を以て規約に同意したことといたします。
プログラム
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項目 |
内容 |
1日 10:00~17:00 |
【第1部】 コストダウン理念の確立 |
1 コストダウン責任を明確に |
コストダウンの最終責任は事業単位であるBusiness Unit(BU)です。
BUは利益責任を負っています。
つまり、売上とコストの両方に責任を持つことによって、利益責任を負っているのです。
しかし、外部からの調達品に責任を持っている調達部門は、コストダウン活動の主体であり、その長が、「私の責任ではない」という雰囲気を持つだけで活動は100%失敗します。
まず、社内に対して「調達部門が達成責任を持って推進する」という宣言をしなければ関連部門の協力は望めません。
・コストダウン達成責任は我にあり
・宣言の狙い
・言い訳から脱する
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2 達成感のあるコストダウン活動の理念 |
コストダウン(原価低減)とプライスダウン(値引き)は決定的に違うものです。
プライスダウンは誰かにシワ寄せがいきますが、コストダウンは本来誰も傷つかないものです。
コストダウン活動をどのように捉えるか(理念)は、その活動の進む方向性を決める大変重要な要素です。
・初期コスト低減の重要性
・定期コストダウンの大義とは何か
・業績回復企業がやったこと
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【第2部】 成果を出す!コストダウン・プロジェクトの進め方 |
1 コストダウン目標設定 3つのアプローチ |
コストダウン目標は会社の上位目標(目標利益)から展開されます。
合理的で客観性のあるコストダウン目標とはどういうものか解説します。
・会社の利益目標から
・損益分岐点分析から
・原価企画から
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2 コストダウン施策策定 3つのステップ |
設定された目標を達成するには何をしなければならないか、取り組むテーマを整理する必要があります。
ここでは、コストダウン・テーマの切り口を整理し、アクションプランにまとめ上げるステップを解説します。
・コストダウン・テーマの洗い出し
・コストダウン施策策定とリーダー選定
・アクションプランのオーソライズ(関連部門への協力要請)
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3 コストダウン施策実現 3つのアクション |
コストダウン施策の実現に当たって、最重要なことは「やらされ感」からの脱皮です。
コストダウン・プロジェクト・リーダーはこのことに心を砕かなければなりません。
その上で、様々なツールを駆使して、参加メンバー全ての連帯感を創出し、サプライヤを巻き込んで目標達成に向けての熱意と能力を引き出します。
・コストの見える化
・VE活動(機能定義/機能分析/改善案作成)
・プロジェクト活動の活性化
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【第3部】 コストダウン活動に役立つコツ |
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・コストダウンの手法の数々
・Design to Cost
・プロジェクトの進め方
・プロジェクト活動から通常業務への昇華
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※プログラム内容は変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
※昼休みは12:30~13:30(オンライン開催 12:00~13:00)を予定しております。
ご案内
講師紹介(敬称略)
藤田 敏
調達科学研 代表
1981年 ソニー㈱入社、1988~91年、95~2003年、調達責任者としてアメリカ各地赴任。
2009年 ソニー㈱調達本部 部門長。2013年 調達科学研 設立。32年間の資材調達購買部門の経験、世界30か国以上での交渉実績を通じて、調達領域に留まらず、社内部門連携や取引先連携など、広く経営改革や業務効率化の構築支援に取り組んでいる。
定員
20名(10名に満たない場合は、中止または延期することがあります。)
会場(東京)
日本能率協会・研修室(東京)
〒105-8522 東京都港区芝公園3-1-22
TEL: 03-3434-6271
交通アクセス
東京メトロ日比谷線 神谷町駅 3出口 より徒歩7分
都営三田線 御成門駅 A1出口より徒歩5分
都営大江戸線 大門駅 A4・A5・A6出口 より徒歩12分
JR山手線 浜松町駅 より徒歩15分
※開催会場は変更する場合があります。
その場合は別途ご案内いたします。