開催概要
対象
・グローバル調達担当者
・購買・調達部門の部課長・マネジャー
・調達マネジメント戦略に携わる方
本セミナーのポイント
経済に国境は無いとグローバル調達が叫ばれていた時代は過去のものとなり、新型コロナウイルスの猛威、米中覇権争いの長期化、ロシアによるウクライナ侵攻と世界のパラダイムは大きく転換しました。統計を紐解いてみると実は既に2000年代後半から海外調達は頭打ちとなっています。海外調達によってコストダウンを享受してきた時代は各国の賃金上昇やカントリーリスクの高まりを受けて終わりを告げようとしています。ビジネスにおける政経分離はもはや不可能な時代にあって、どのような海外調達を目指すのか、どのように海外取引先とのビジネスを進めていけばよいのかといった命題を乗り越えていかねばなりません。如何にして海外サプライヤーとの取引を安定させ、経営に貢献する盤石な調達部門を確立していくのか、講師の豊富な経験と今後の見通しを踏まえて解説していきます。
プログラム
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項目 |
内容 |
1日 10:00~17:00 |
1.海外サプライヤーとの取引は必要なのか |
・カントリーリスク(政経分離の終焉)
・米中分断下の供給網
・海外調達の理由を再確認
・優れた調達戦略の立案
・商社活用の意味
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2.海外サプライヤーの評価 |
・取引先選定プロセスの基本
・海外サプライヤーは何を求めているのか
・サプライヤー評価の7大要素
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3. 海外サプライヤーとどう向き合うか |
・評価のフィードバック
・海外調達におけるリスク・マネジメント
・海外調達におけるSDGs
・コストダウンの論理的根拠
・為替変動をどう考えるか
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4.交渉・契約 |
・相手国の歴史・文化・慣習を学ぶ
・有利な契約を進める方法
・英語圏・中華圏それぞれのメンタリティ
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5.グローバル調達体制作り |
・本社の国際化と地域分権
・国際供給網と地域供給網の共存
・経済圏構想における各国の思惑
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最後に、調達プロフェッショナルとは |
※プログラム内容は変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
※昼休みは12:30~13:30(オンライン開催 12:00~13:00)を予定しております。
ご案内
講師
藤田 敏
調達科学研 代表
1981年 ソニー㈱入社、1988~1991年、1995~2003年、調達責任者としてアメリカ各地赴任。2009年 ソニー㈱調達本部 部門長。2013年 調達科学研 設立。32年間の資材調達購買部門の経験、世界30か国以上での交渉実績を通じて、調達領域に留まらず、社内部門連携や取引先連携など、広く経営改革や業務効率化の構築支援に取り組んでいる。
会場(東京)
日本能率協会・研修室(東京)
〒105-8522 東京都港区芝公園3-1-22
TEL: 03-3434-6271
交通アクセス
東京メトロ日比谷線 神谷町駅 3出口 より徒歩7分
都営三田線 御成門駅 A1出口より徒歩5分
都営大江戸線 大門駅 A4・A5・A6出口 より徒歩12分
JR山手線 浜松町駅 より徒歩15分
※開催会場は変更する場合があります。
その場合は別途ご案内いたします。