開催概要
参加対象
●工場長、副工場長、製造部長、製作所長、製造子会社社長、次期工場長予定者(候補者)
●工場の経理・財務担当者、生産管理・企画担当者 など、工場経営に携わる方々
ねらい
昨今、
急激な材料費の高騰やLTの長期化など、工場の外部環境は日々大きく変化しています。自工場が健全で持続的に発展していくためには、
工場管理者が自工場のデータから課題を発見し、決断できることが強烈に求められるようになっています。そのためには、管理会計をベースとした知識のもと、各部門に
おけるコストダウンのポイントはもちろんのこと、
うわべの効果ではない、経理データに結びつくコストダウンの進め方が必要です。また、さまざまな場面でベストな案を選定できるポイントを理解していると、正しくスピーディに意思決定をすることができます。このポイントについても本セミナーでは受講される皆様にお伝えいたします。
本セミナーでは、工場長をはじめ工場経営幹部の方を対象に、演習を交えながら財務・管理会計諸表に対する理解を深めるとともに、そこから自工場の問題・課題を発見し、対策・解決実践できるマネジメント力の養成を目指します。
参加者の声
・今回のセミナーで得られた知識は自身に抜けている分野であったために大変興味深かった。
・現状の製造業に対する知識ベースに今回の内容を重ねることで、工場、製造業という内容をよりメタな視点でとらえることにつながると考えております。
・誰が、何を、どれくらいコストダウンするのかというお話を聞いて、自分の職場で誰に何を働きかければいいのか、具体的にイメージすることができた。
・会計に関する情報が整理され、まとめれられていた。財務会計から管理会計などつながりを一通りイメージすることができた。
事前課題について
演習で自社の決算書の分析を行います。
最新の①貸借対照表 ②損益計算書 ③製造原価報告書(あれば)をお手元にご用意ください。
※手元資料としての使用のみで、他の参加者への開示はございません。
※用意出来ない方へは、小会からサンプルを当日ご用意し、提供いたします。
オンライン受講のご案内
・ テレビ会議ツール「Zoom」で配信します。
事前に
接続テストにアクセスいただき、動作をご確認ください。
・1申込につき1名様がご受講ください。(著作権の観点から1申込で複数の方のご受講はお受けいたしません)
・ビデオオンできる環境をご用意ください。イヤホンやヘッドセット、外部スピーカーを使用しての受講をおすすめします。
・お申込み時、参加される方のメールアドレスを必ず登録してください。
・テキストは事前に配布します。
・本セミナーの講義資料および配信映像の録画、録音、撮影など複製ならびに二次利用は一切禁止です。
・Zoomにおけるリモート制御ならびにレコーディング機能はホスト側にて停止させていただきます。
※お申込みの前に必ず規約をご確認ください。お申込み完了を以て規約に同意したことといたします。
オンラインLIVEセミナー規約
プログラム
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項目 |
内容 |
1日 10:00~17:00 |
1.決算書を見て経営状況を知る
-原価に関する基礎的な用語を理解し、原価のしくみを覚えようー |
(1) お金の計算には3種類ある
(2) 貸借対照表、キャッシュフロー計算書からわかること
(3) 利益はどのように計算されるか
(4) 損益計算書、製造原価報告書からわかること
自社の決算書を分析してみよう
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2.財務会計は「診断書」。 管理会計で「コストダウンの問題点」を見つける
-原価にはどのような分類があるかー |
(1) 財務会計上の原価の分類
(2) 管理会計上の原価の分類
(3) 直接費・間接費、変動費・固定費とは何か
(4) 材料費・加工費の計算のやり方
財務会計上・管理会計上の分類
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3.大きなコストダウンに結びつく「誰が」「何を」「どれくらい」
―大きな成果は見えないロスをつぶすこと― |
(1) 2つある原価管理の進め方「誰が」
(2) 効果の大きいコストダウンテーマの見つけ方「何を」
(3) あるべき姿を描くとやるべきことが見えてくる
(4) 事前に管理のコストダウン余地を知る「どれくらい」
(5) 事前に改善のコストダウン余地を知る「どれくらい」
管理と改善のコストダウン
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4.意思決定のポイントとあらゆる場面での数字の見方
―何をもって判断することが正しいか― |
(1) 意思決定には手順と原則がある
(2) 利益額の大きいものを選ぶケース
(3) 効率のよいものを優先するケース
(4) 損得の分岐点を考えるケース
(5) 設備投資をともなう意思決定の考え方
最適案の選択
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※プログラム内容は、変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
※昼休みは12:00~13:00を予定しております。
ご案内
講師
大塚 泰雄
JMA 専任講師
定員について
20名(参加人数が最少催行人数に達しない場合は、延期もしくは中止にさせていただく場合がございます。)