開催概要
開催にあたって
本来、ISOマネジメントシステムの内部監査は経営課題解決、業務課題・業務品質改善のために極めて効果的な活動です。
しかし、実態は、“規格が要求しているから・・・”、“審査で確認されるから、認証維持のためには仕方ない・・・”といった、後ろ向きな姿勢で実施されている実態も見受けられます。このため、監査員自身の役割認識・力量も十分でなく、本来の効果が発揮されない“セレモニー的”活動にとどまっていないでしょうか。
組織全体の内部監査の効果を高めるためには、「内部監査員の役割認識・力量向上」、「内部監査手順の有効性向上」、「被監査側の是正処置・改善スキル向上」の3つの要素が重要です。
本セミナーでは、「 内部監査員の役割認識・力量向上」に焦点をあて、本来業務に関わる課題・問題解決に向けて、“改善提案ができる”内部監査員を養成する)ことをねらいとしています。
対象者
“内部監査の効果・意義”について課題・問題を抱えている組織の
ISO推進事務局責任者・管理者、内部監査員、各部門推進担当者
プログラム
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項目 |
内容 |
1日 10:00~17:00 |
1.内部監査プロセスにおける内部監査員の役割 |
・内部監査プロセスにおける内部監査員の役割
・ISO運用組織にありがちな内部監査の課題・問題
・組織全体の内部監査の効果を高めるための3つの要素
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2.QMS/EMSの本質と優先的改善ポイント(内部監査での着目ポイント) |
・QMS/EMSは業務改善を確実に推進するための仕組み
・規格の構造と求めるもの
・QMS/EMS運用組織に見られる優先改善ポイント
・内部監査では何を見るか(適合性・有効性・効率性、被監査部門のPDCA発揮状況)
・“ プロセスアプローチ型”、“原因系”内部監査で問題・課題発見力を高める
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3.監査スキルの向上のために |
・内部監査プロセスと監査員の力量要素
-監査目的及び被監査部門の状況に即したチェックリスト作成
-効果的なコミュニケーション&インタビュー技法
-監査所見・監査報告書の作成
-是正処置・改善策の評価
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4.監査所見=不適合/観察事項(改善の機会)の記述方法 |
・“何を”、“どうすればよいか”が容易に理解できる記述
-(読み手)被監査部門の立場になって記述
-(MRのインプットとして)第三者にも課題・問題が理解できる記述
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5.ケーススタディによる監査所見の記述
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※演習
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6.是正処置・改善策の評価のポイント |
・「修正」と「是正処置」の違い
・「根本原因」、「有効な是正処置」かを見極めるポイント
・管理レベルの向上につながる処置・対策
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7.ケーススタディによる是正処置評価
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※演習
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※内容は、変更される場合があります。また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
会場(東京)
日本能率協会・研修室(東京)
〒105-8522 東京都港区芝公園3-1-22
TEL: 03-3434-6271
交通アクセス
東京メトロ日比谷線 神谷町駅 3出口 より徒歩7分
都営三田線 御成門駅 A1出口より徒歩5分
都営大江戸線 大門駅 A4・A5・A6出口 より徒歩12分
JR山手線 浜松町駅 より徒歩15分
※開催会場は変更する場合があります。
その場合は別途ご案内いたします。