開催概要
対象
・上流プロセス段階からのコストダウン実現を目指す、 開発設計・開発購買・生産技術部門のマネジャーおよびスタッフの方
・コスト改革・原価企画の躍進に携わる方
・事業戦略立案をされている方 など
本セミナーのポイント
・顧客ニーズにあった高品質でコストの安い最適な製品を常に求められています。画期的なアイデアをシステマチックに発想するTRIZの使い方も合わせて、実際のコストダウンの現場で使用している「VE改善ソフト」を使用しながら解説します。
・製品の目的機能を明確にし、最適な原価である理想原価(目標原価)を求め、コストダウン余地(コストダウンの可能性金額)から原価の特徴を捉えたコストダウンの手段を考えます。
・製品価値を損ねないように製品機能とコストのバランスを追求するVE(価値工学)の考え方を応用します。
・製品機能において、ウエイトが高くなってきた感性機能(意匠機能・魅力機能)へのコストのかけ方、VE・TRIZのコストダウン事例について紹介します。
セミナーで習得できること
・事前にコストダウン余地(コストダウンの可能性金額)を予想するアプローチ
・製品原価の理想原価(あるべき原価)の設定方法
・製品の価値を機能とコストのバランスで考えるVE手法
・1製品に1,000のアイデアを出す実践的な6つのステップの考え方
・システマチックアイデアを発想する実践的なTRIZの使い方
・ウエイトが高くなってきた感性機能へのコストのかけ方
参加者特典
演習で使用する、簡易版「V E 改善ソフト」をお持ち帰りいただきます。
プログラム
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項目 |
内容 |
1日目 10:00~17:00 |
1.原価の基礎を学ぶ
―コストダウンに欠かせない原価の知識―
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(1) 会社のお金の動きと利益
(2) 材料費、労務費、経費とは何か
(3) 材料費の計算のやり方
(4) 加工費の計算のやり方
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2.コストダウンのねらい所と改善余地の考え方
―事前にあるべき原価を想定する必要性―
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(1) まずは製品別・事業別原価データを収集する
(2) 設計が改善すべき対象製品の選定方法
(3) 製品の材料費のコストダウン余地を分析する
(4) 製品の加工費のコストダウン余地を分析する
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3.製品の最適構造を追求するVEとは
―目的機能にかける最適コストの追求―
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(1) VE(価値工学)とは何か
(2) 目的機能追求と機能定義の目的
(3) 機能とコストのバランスを機能評価でみる
(4) 各機能の改善の方向性を決定する
製品の機能評価追求
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2日目 10:00~17:00 |
4.アイデア発想のポイントと実践のステップ
―1つの製品にアイデアを1000件出す方法―
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(1) アイデア発想の目的とポイント
(2) アイデア発想の実践的な6つのステップ
(3) 使えるアイデアに育てるには
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5.世界の発明原理TRIZ(トゥリーズ)を使ったコストダウン
―アイデアを効率的にシステマチックに出すツール―
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(1) TRIZとは何か
(2) 創始者アルトシューラーの発見とTRIZの特徴
(3) 技術的矛盾を解消する対立マトリックスの使い方
(4) 対立マトリックスを実務で使いこなす
(5) アイデア発想に6000ある世の中の科学的原理・法則を活用する
画期的なアイデアの発想
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6.感性VEの考え方とコストダウン事例紹介
―感性機能へのコストのかけ方とコストダウンの実践―
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(1) 感性機能と評価の考え方
(2) 感性機能を織り込んだ感性VEの考え方
(3) VE・TRIZを活用したコストダウン事例紹介
(4) コストダウンの実践にあたり
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※内容は、変更される場合があります。また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
ご案内
講師
大塚 泰雄
JMA専任講師 ㈱MEマネジメントサービス 常務取締役
標準原価管理システムの立案・構築・実施、TRIZを活用したコストダウン教育、開発設計段階のVE改善、部品の標準化と開発費の低減、工場レイアウト・現場の作業改善(IE)を通じて総合的コストダウンを展開し、企業の実績を改革するコンサルティング業務が活動の中心である。その他、公開セミナー、社内教育などの活動も行う。
【著書】
『技術者のための原価企画』『理想原価への挑戦』『実践原価企画』
『よくわかる金型の原価管理とコストダウン』『見える化でわかるムダつぶしコストダウン』他多数
定員について
参加定員の関係でご参加いただけない場合は折り返しご連絡いたします。
会場(東京)
日本能率協会・研修室(東京)
〒105-8522 東京都港区芝公園3-1-22
TEL: 03-3434-6271
交通アクセス
東京メトロ日比谷線 神谷町駅 3出口 より徒歩7分
都営三田線 御成門駅 A1出口より徒歩5分
都営大江戸線 大門駅 A4・A5・A6出口 より徒歩12分
JR山手線 浜松町駅 より徒歩15分
※開催会場は変更する場合があります。
その場合は別途ご案内いたします。