開催概要
本セミナーのねらい・特長
モータドライブ技術を電力変換と制御に分けて基礎から応用までを学ぶことができます。
モータ種類毎の性能からその制御モデルの導出・ドライブ技術までを学ぶことができます。
今後も重要な誘導モータについてモータ特性からベクトル制御の基本までを学びます。
参加対象
● モータ特性とそのドライブ技術を基礎から学びたい方
● メカトロニクス装置の関連技術を学びたい方
● モータドライブ関連の若手技術者
プログラム
2日 10:00~17:00
1モータドライブ技術の基礎
・モータドライブの構成
・DCサーボモータの制御モデルと特性
・トルク・速度・位置の制御
・伝達関数ベースの制御性能
・制御器の設計法
・制御性能の高性能化技術
モータドライブ技術全般をモータを駆動するドライブと、モータの動作を制御する制御器に分けてドライブの構成法を解説します。
理解を簡単にするためDCサーボモータを例にして、伝達関数を基本とする古典制御に基づく制御系の基本を解説し、伝達関数の周波数特性をベースに制御器の設計の手法を解説します。
2パワーエレクトロニクス技術
・直流電力変換技術
・交流電力変換技術
・三相PWMインバータ制御技術
・電力変換用デバイス
・周辺回路技術
・インバータの設計技術
モータドライブに使われるパワーエレクトロニクス技術全般にわたって概説し、特に三相インバータのPWM制御について解説します。
インバータで使用されるパワーデバイスの最近の動向や周辺回路について解説することでインバータの設計技術について解説します。
3誘導モータのドライブ技術
・誘導モータの等価回路と特性
・V/f制御
・誘導モータの制御モデル
・ベクトル制御
・センサレス制御技術
誘導モータはいまだにモータ応用の主要となっており、このモータの特性とドライブ法を理解しておくことは有用と考えられます。
しかし、最近PMモータについては各種解説がされていますが、誘導モータはドライブ技術が確立していることもあって若手の技術者にはなじみがなくなっていると思われますので、このセクションで全般的な技術を解説します。
4PMモータのドライブ技術
・PMモータの種類と特性
・ブラシレスDCモータのドライブ技術
・PMモータのd-q座標制御モデル
・PMモータのベクトル制御
・リラクタンストルク応用モータの特性とドライブ技術
・センサレス制御
高効率を要求される用途では永久磁石(PM)モータが使用されており、矩形波駆動されるブラシレスDCモータと正弦波駆動されるPMモータのdq軸モデルによるドライブ技術を解説するとともに、その応用としてIPMSMを中心にリラクタンストルク応用モータのドライブ法についても解説します。
センサレスドライブについても概説します。
※内容は、変更される場合があります。また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
ご案内
講師
百目鬼英雄
東京都市大学 工学部 電気電子工学科 教授
米田真 工学博士
定員について
24名(10名に満参加定員 たない場合は中止または延期する場合があります)
参加定員の関係でご参加いただけない場合は折り返しご連絡いたします。
会場(東京)
日本能率協会・研修室(東京)
〒105-8522 東京都港区芝公園3-1-22
TEL: 03-3434-6271
交通アクセス
東京メトロ日比谷線 神谷町駅 3出口 より徒歩7分
都営三田線 御成門駅 A1出口より徒歩5分
都営大江戸線 大門駅 A4・A5・A6出口 より徒歩12分
JR山手線 浜松町駅 より徒歩15分
※開催会場は変更する場合があります。
その場合は別途ご案内いたします。