開催概要
対象
・研究開発、技術部門の若手・中堅社員の方
・論理的思考を習得したい方
本セミナーのポイント
昨今の技術者は、高いレベルでの研究開発をスピーディに、且つ、効率的に行うことが求められています。
この環境において
・実験量ばかり多くて成果に結びつかない
・ゴールにつながる計画が立てられない
・データと情報に埋もれてしまっている
といった悩みをお持ちの技術者が多く見受けられます。
これらの問題を解決するに身につけるべき
論理的思考について特に技術者の業務遂行の視点から解説します。
研究開発の場面はもちろん、製造トラブルなどの問題解決においても役立つ若手・中堅技術者におすすめのプログラムです。
こんな力を発揮できる技術者を目指そう
☑ 目的志向でゴール設定し、確実に目標達成する力
☑ 仮説思考でロジックを構築する論理思考力
☑ 埋もれた情報を掘り起こす多面的複眼視点
☑ 熱い思いと冷徹な判断力を兼ね備える
☑ ストーリー力と俯瞰視点が形作る最適化力
☑ 結果を結論に加工して成果に昇華するアウトプット力
受講者の声
・研究の進め方、PDCAのPという序盤の部分で実践できていないこと、重要なことを学ぶことができてよかった。技術者視点での解説で納得して学べた。
・具体的にどのように思考していくか道筋も見えた。なぜそれが重要か、具体的に何をするべきか本質を教えてくれる講義でとても勉強になった。
・単に論理的思考のテクニックを示すような内容ではなく、具体的な事象に落とし込んでお話いただけた。
・深く考えたことがなかったことや、自分の認識が間違っていたことに多く気付けた。
・演習が多くて良い。オンラインでしたが、講師とも問題なくコミュニケーションをとることができ満足です。
オンライン受講方法
・ テレビ会議ツール「Zoom」で配信します。事前に
接続テストにアクセスいただき、動作をご確認ください。
・1申込につき1名様がご受講ください。(著作権の観点から1申込で複数の方のご受講はお受けしません)
・すべての参加者がカメラやマイクを使いながら参加いただきます。
・お申込み時、参加される方のメールアドレスを必ず登録してください。
・テキストは会期の3営業日前~前日にお手元に届くよう手配します。
・本セミナーの講義資料および配信映像の録画、録音、撮影など複製ならびに二次利用は一切禁止です。
・Zoomにおけるリモート制御ならびにレコーディング機能はホスト側にて停止させていただきます。
※お申込みの前に必ず
オンラインLIVEセミナー規約をご確認ください。お申込み完了を以て規約に同意したことといたします。
プログラム
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項目 |
内容 |
1日 10:30~16:30 |
1 イントロ |
論理思考とは
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2 企業における研究開発 |
必要な要素
新規性の難しさ
結果を成果へ
魔の川・死の谷・ダーウィンの海
三位一体
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3 目的と目標 |
スタート地点
真の目的(ゴール)の確認
目的と目標
目標の条件
目標設定のためのSMARTルール
目的の構成要素
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4 開発(ものづくり)の進め方 |
ベンチマーク⇒ポジショニング
戦略策定
未来予想
未来予想の例
課題設定による計画化
課題設定の本質
絵コンテシナリオ
スタートとゴール
優先順位
インパクトファクター
イシュードリブン
ボトルネックシーク
リスクの評価とヘッジ
Go&Stop
ディシジョンポイント
Perfect Close
問題、危機の発生
研究開発型PDCA
基本的な研究開発フロー
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5 研究開発のための思考 |
思考とは
4思考
目的志向
アウトプット志向
仰望視点と俯瞰視点
逆走型思考の併用
ロジック、要素と逆走思考
メタフィールド思考
逆説的思考
思考のポイント
失敗からのリカバリー
失敗の価値
認知バイアスの罠
データ解釈における認知バイアス
目利き力
概算力
ヒラメキの種
イノベーションを生む発想と行動
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6 論理的な考え方と解釈 |
論理思考とは
サイエンスとは
論理思考によって成すこと
論点
正しいとは何か
帰納法と演繹法
その他の論理思考法
ロジックの条件
帰納法、演繹法の落とし穴
帰納法の実務的利用
平均の罠
相関解析
相関解析の注意点
数字(データ)の取り扱い
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7 論理の検証 |
論理構築のプロセス
情報パート
思考パート
論理構築パート
検証の基本
反証法
要約
検証:結論の条件
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8 思考の道具 |
論理思考の5ステップ
思い付きとロジック
要素分解
抽象化と具体化
情報・思考の階層
思考のイメージ化
本当のフレームワーク
If then思考
発想の転換
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9 仮説と検証 |
仮説とは何か
仮説が必要な理由
仮説→課題設定→計画
仮説の考え方
仮説の精度と確度
QDスタート
仮説の精度を決めるもの
演習の考え方例
2種類の事実
Fact v.s. 主観、予想
2種類のカン
情報の条件
情報収集の考え方
情報整理
情報収集のゴール
多面性
多面的情報価値の例
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10 実験の本質とは |
実験と思考
実験の本当の意味
実験を考えるとは
実験の神髄
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11 まとめ、質疑 |
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※プログラム内容は、変更される場合があります。
あらかじめご了承ください。
ご案内
講師紹介(敬称略)
奥村治樹 ジャパン・リサーチ・ラボ 代表
東レ、パナソニック等にて材料開発や開発マネジメントに従事。
その後、化学系ベンチャー企業などを経て現在は、ジャパン・リサーチ・ラボ代表として技術コンサルティング、人材育成を行う傍ら、大学での講義や中小企業の育成事業等に携わっている。博士(工学)
定員について
参加定員の関係でご参加いただけない場合は折り返しご連絡いたします。