開催概要
出張報告や技術レポート、論文など、日常業務の中でさまざまな文書を作成する機会があります。文書は最終結果や成果を示すものであることがほとんどであり、文章の出来の良し悪しで成果の評価も変わってくると言っても過言ではありません。ところが、文章作成は業務・企業活動において極めて重要なものであるにもかかわらず、ほとんど教育の機会が無いという現実があります。
本プログラムは、
技術者が作成する文書 にフォーカスしました。研究・開発の経験豊富な講師が、文書の構成からストーリーの組み方までを詳細に解説します。受講後には「伝えたいことが伝わる、分かりやすい、読みやすい」文章が書けることをゴールとして開催します。
対象
・若手・中堅の研究者、技術者の方
・メンバーの文書を添削、チェックする立場の方
・日常的に文書作成をする必要のある人
受講者の声
・参加者が演習で作った文章に対する指摘が適切でした。こういう風に修正すれば良いんだ、いう点がわかり、ためになりました。
・これまで自分が作成していた報告書や報告の仕方がいかに悪かったかがよくわかりました。
今回受講した目的が、報告をうまく出来るようにする為に報告書の基本を学ぶことでしたので目的は果たせたと感じています。
・自分の伝えたいことを明確にするとともに、相手の知識やレベルに合わせて内容を考える必要があることがよくわかった。今後は客観的な目線も意識したいと思います。
・聞き手が欲しい内容は何か、伝聞になっていないか、など日々の業務を振り返ると痛感する言葉が多く、意識付けにつながった。
また、自分が特に反省すべき点を指摘してもらい、自分で気づけたことがよかった。
・演習があり、添削もしてもらえて内容が充実していました。講義がわかりやすく、質問への回答も適切で、充実した講義でした。
オンライン受講のご案内
・ テレビ会議ツール「Zoom」で配信します。事前に
接続テストにアクセスいただき、動作をご確認ください。
・1申込につき1名様がご受講ください。(著作権の観点から1申込で複数の方のご受講はお受けしません)
・すべての受講者にカメラをオンにしたまま受講いただきます。
・イヤホンやヘッドセット、外部スピーカーを使用しての受講をおすすめします。
・お申込み時、参加される方のメールアドレスを必ず登録してください。
・テキストは会期3営業日前~前日にお手元に届くよう郵送します。
・本セミナーの講義資料および配信映像の録画、録音、撮影など複製ならびに二次利用は一切禁止です。
・Zoomにおけるリモート制御ならびにレコーディング機能はホスト側にて停止させていただきます。
※お申込みの前に必ず
オンラインLIVEセミナー規約をご確認ください。お申込み完了を以て規約に同意したことといたします。
プログラム
|
項目 |
内容 |
1日 10:30~16:30 |
1.ウォーミングアップ |
|
2.イントロ:報告書、レポートとは 【演習あり】 |
文書、報告書の基本について分類や使い分けについて説明すると同時に、特に報告書が必要とする構成要素やベースとなる注意点等について解説します。
|
3.報告書の基本(コツ・ポイント) 【演習あり】 |
報告書を書くにあたって必要となる中核要素の詳細な説明とその考え方について解説すると同時に、背骨となるストーリーの構成の考え方、構成の方法、パターン等を中心に解説します。
|
4.文書作成の手順 【演習あり】 |
文書作成における基本的な流れをフローを用いて説明すると同時に、基本構造のパターンとその構築の方法について解説します。
|
5.報告書を成功に導く準備 |
報告書を書くときに最も重要となることの一つである「準備」について、どのように文書の基本骨格を決め、それを構成する内容を選んでいくのか、そして、全体ストーリー構成していくかについて解説します。
|
6.伝わる報告書 【演習あり】 |
伝えたいことを相手に伝える、納得を得るという報告書の本質となる部分について、どうすれば分かりやすく表現することができるのか、どのように説明すれば良いのかさまざまな方法、テクニックを解説します。
|
7.文章の基本 |
報告書に限らず、日本語の文書を書くにあたって、必ず理解しておかなければならい日本語の基本について、特に技術文書の観点で解説します。
|
8.文書の構造 |
文書には様々な構成やパターンが存在するが、それらについてここに説明すると同時に、報告や提案など目的に沿ったそれらの使い分け、最適化から各構成要素の書き方について解説します。
|
9.様々な表現方法 |
報告書においては様々な情報やデータを説明する必要があるが、特に技術文書で重要となるデータの表現方法について様々なテクニックや注意点について解説します。
|
10.文書のチェック(推敲) |
文書作成において欠かすことのできない推敲の方法やテクニック、コツ、注意点について解説します。
|
11.まとめと質疑 |
|
12.演習振り返り |
|
※内容は、変更される場合があります。また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
ご案内
講師紹介(敬称略)
奥村 治樹
ジャパン・リサーチ・ラボ代表
東レ、パナソニック等にて材料開発や開発マネジメントに従事。その後、化学系ベンチャー企業などを経て現在は、ジャパン・リサーチ・ラボ代表として技術コンサルティング、人材育成を行う傍ら、大学での講義や中小企業の育成事業等に携わっている。博士(工学)
定員について
参加人数が最少催行人数に達しない場合は、延期もしくは中止にさせていただく場合がございます。