開催概要
対象
人事・労務担当者、またはこれから配属予定の方で、
Excelを中級レベルにスキルアップをしたいと考えている方
ねらい
人事・労務担当者にとっても効率的な業務遂行は重要なテーマです。その方法は専用のシステムを使うなど様々ですが、システムに入力するためのデータ加工や、システムのデータが正しいかの確認、他にも複数のシステム間でデータのやり取りでExcelを使うケースが多いのではないでしょうか。しかし、身近なツールであるExcelの機能や関数を十分に使っていないということもあるかもしれません。
本セミナーは、人事・労務担当者として知っておきたいExcelの使い方について、人事業務と紐づけて、デモを交えながら具体的に解説します。そして今後の人事業務の効率化に活かしていただけるようになります。
ポイント
・下記のExcel機能は通常業務で使われていることを前提に進めます。
・ファイルを開く、閉じる、保存する ・文字の入力・編集
・セルやフォントの色を変える ・セルを選択する
・コピーと貼り付けをする ・シート作成、シート名変更、移動、削除する
・四則演算 ・SUM関数またはオートSUM
・以下の機能にはセミナー中、基本的には触れない予定です。
・古いExcelのバージョンでは動作しない機能(XLOOKUP関数など)
・マクロ(VBA)
・MicrosoftOfficeのバージョンは、「2013、2016、2019、office365」を対象としております。
※Web版Excelではありません。また、Office(Excel)互換ソフトも対象外とさせていただきます。
・OSはWindowsを前提として講義をいたします。
・2台のモニター(動画視聴用とPC操作用)、あるいはPC2台でZoomに入室でのご参加をお薦めします(必須ではございません)。
・Excelの操作についてご質問いただいた際、回答のため画面共有をお願いする場合がございます。
・使い慣れたマウスやキーボードをご用意ください。
プログラム
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項目 |
内容 ( )内はExcel機能 |
1日 10:00~16:30 |
1.Excel基本機能 |
1.大量の人事データから特定のデータを抽出
(フィルター)
2.表示や編集の設定変更で効率的に作業
(ウィンドウ枠の固定・新しいウィンドウを開く・シートのグループ化)
3.文字や数字の検索と置換
(検索・置換)
4.セルで「時間」を扱う
(表示形式のユーザー定義・シリアル値)
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2.人事業務で使用頻度が高いExcel関数 |
1.数式や関数の基礎
(文字列結合・SUM関数・相対参照と絶対参照)
2.出勤日数や欠勤日数を数える
(COUNT関数・COUNTA関数)
3.賃金の端数処理
(ROUNDUP関数・ROUND関数・ROUNDDOWN関数)
4.条件で処理を分ける
(IF関数)
5.法律上の年齢や勤続年月数を計算
(DATEDIF関数・TODAY関数)
6.別表から値を探して表示
(VLOOKUP関数)
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3.もっと効率アップにつながるExcel関数とピボットテーブル |
1.文字を全角または半角に変換
(ASC関数・JIS関数)
2.時間の端数処理
(CEILING関数・FLOOR関数・MROUND関数)
3.セルを比較
(EXACT関数)
4.複数の条件に合う数値の合計を求める
(SUMIFS関数)
5.大量のデータを見やすい表に整理する
(ピボットテーブル)
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4.質疑応答 |
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※プログラム内容は、一部変更される場合があります。また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※昼休みは12:00~13:00を予定しております。
ご案内
講師紹介(敬称略)
加藤 秀幸
名東パートナーズ株式会社 代表取締役
メイトー社会保険労務士事務所 代表 社会保険労務士
大学院(電気工学専攻)を修了後、ベンチャーソフトウェア開発会社を経て、マイクロソフトに入社。マイクロソフトでは13年間、Windowsの開発に従事する。マイクロソフトを退職後、社会保険労務士法人での勤務を経て、メイトー社会保険労務士事務所を開業。社労士業務と並んで、人事社労士業務の分野にITを導入する取り組みをしている。
【著書】 『人事・労務担当者のためのExcel&Wordマニュアル』(日本実業出版社)
定員について
20名(参加人数が最少催行人数に達しない場合は、延期もしくは中止にさせていただく場合がございます。)