開催概要
ねらい
ユニバーサルマナーとは、多様な方々に向き合うためのマインドとアクションのことを指す造語です。高齢者や障害者、ベビーカー利用者、外国人など、多様な方々を街で見かけるようになった現代。“自分とは違う誰かの視点に立ち、行動すること”は、介護や福祉などの特別な知識ではなく、誰もが身につけておきたい「こころづかい」の一つです。
本セミナーでは、障害者にまつわる社会的背景を理解していただき、ユニバーサルマナーの入門知識を身に付けていただきます。また、障害のある当事者講師が講義を実施しますので、当事者講師だからこそ伝わるリアルな声や熱量を体感いただけます。そして、障害者を含め全ての人が、様々な場面・状況下においても情報を 入手・利用・意思疎通ができるようにすることである「情報アクセシビリティ」についても、学んでいただきます。
これらを身に付けていただくことで障害者雇用促進や障害者差別解消法における合理的配慮の提供への理解を深める機会にしていただけたらと思います。
参加対象
・障害者と接する機会のある方
・ダイバーシティ&インクルージョン時代のマナーを身に付けたい方
・ウェブページなど多くの方に情報を伝える機会のある方
このような方におすすめ
・障害のある社員と接する人事部門の方、管理職の方、同僚の方
・様々な方と接する機会のある受付の方、接客の方
・多くの顧客を迎え入れる施設で従事する方
・「WEBアクセシビリティ」「WEBユーザビリティ」を高めたい方 など
ポイント
・障害者にまつわる社会的背景を理解していただき、ダイバーシティ&インクルージョンの実現につなげます。
・「ユニバーサルマナー」の入門知識を身に付けていただき、「ユニバーサルマナー検定3級」認定証を付与します(セミナー受講後、郵送)。
・全ての人が、様々な場面・状況下においても情報を 入手・利用・意思疎通ができるようにすることである「情報アクセシビリティ」についても学びます。
・障害のある当事者講師が講義を実施しますので、当事者講師だからこそ伝わるリアルな声や熱量を体感いただけます。
オンライン受講のご案内
・テレビ会議ツール「Zoom」で配信します。事前に
接続テストにアクセスいただき、動作をご確認ください。
・1申込につき1名様がご受講ください。(著作権の観点から1申込で複数の方のご受講はお受けしません)
・ビデオオンできる環境をご用意ください。イヤホンやヘッドセット、外部スピーカーを使用しての受講をおすすめします。
・お申込み時、参加される方のメールアドレスを必ず登録してください。
・テキストは事前に配布します。
・本セミナーの講義資料および配信映像の録画、録音、撮影など複製ならびに二次利用は一切禁止です。
・Zoomにおけるリモート制御ならびにレコーディング機能はホスト側にて停止させていただきます。
※お申込みの前に必ず
オンラインLIVEセミナー規約をご確認ください。お申込み完了を以て規約に同意したことといたします。
プログラム
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項目 |
内容 |
半日 13:30~16:30 |
1.障害者にまつわる社会的背景 |
多様性を取り巻く機運の変化
•SDGsへの貢献
•ESG投資の拡大
サステナブルな取り組みが業績や従業員の及ぼす影響
•障害者関連の法制度改革の主な流れ
•障害者差別解消法
•改正障害者雇用促進法
障害の社会モデルとは
•個人モデルと社会モデルの違い
•合理的配慮が必要な理由
•合理的配慮は人によって異なる
•事前的改善措置について
改正障害者差別解消法
•障害者対応はCSRからコンプライアンスへ
•不当な差別的取り扱いの具体例
•合理的配慮の具体例
•法改正のポイント
•米国における現状
•合理的配慮の提供の考え方
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2.ユニバーサルマナー |
ユニバーサルマナーとは
•自分とは違う誰かの視点に立つこと
•ハードは変えられなくてもハートは今から変えられる
•高齢者や障害者への向き合い方
•過剰と無関心
•困ったときのお声がけ方法
違いのワーク
どんな人がどんなことに困るのか?
各種マークの名称と意味
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3.情報アクセシビリティ |
情報アクセシビリティとは
視覚障害者への情報アクセシビリティ
•聴覚障害者の困りごと
•情報保障におけるギャップ
•複数の選択肢の提供
聴覚障害者への情報アクセシビリティ
•視覚障害者の困りごと
•ウェブアクセシビリティとは
•ウェブサイトの改善方法の一例
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4.全体のまとめ |
まとめ
質疑応答
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※内容は、変更される場合があります。また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
ご案内
講師紹介(敬称略)
原口 淳
株式会社ミライロ 講師
日本ユニバーサルマナー協会 講師
生まれつき視覚障害があり、全盲(視力がまったくない状態)。高校までは盲学校に在籍し、追手門学院大学に進学。盲学校在籍時は放送部に所属し、健常者の学生も参加する放送コンテストのアナウンス部門で全国大会に進出。2009年からはパラリンピック正式種目であるブラインドサッカーを始める。現在もプレイヤーとして地元・兵庫県のクラブチームでキャプテンを務める傍ら、小・中学校を中心にブラインドサッカーの普及活動も行っている。NHKバラエティ番組出演など、活動は多岐にわたる。
※株式会社ミライロでは「障害者」と表記しています。「障がい者」と表記すると、視覚障害者が利用するスクリーンリーダー(画面読み上げソフト)では「さわりがいしゃ」と読み上げられてしまう場合があるためです。漢字の表記のみにとらわれず、様々な視点から社会における「障害」と向き合っていくことを目指します。
定員
20名(参加人数が最少催行人数に達しない場合は、延期もしくは中止にさせていただく場合がございます。)