開催概要
ねらい
人事の業務は究極には、自社の人材・組織の価値向上の追求です。それを本人の自己責任だけに委ねることなく、人事の仕組みや運用によって実現することが不可欠です。組織の競争優位は、外部環境との整合性や経営戦略の匠さによってつくられますが、それらを創出することも、また遂行し、実現することも「人材」にほかなりません。
また、古今東西、組織において常に為されてきたはずの人材育成。だからこそ、変わらず継続する必要がある一方で、環境の変化に対応して変えて行かねばならないものもありそうです。特に、「人的資本経営」「ウェルビーング」「社員エンゲージメント」「リスキリング」といった人材育成分野につながるバズワードを耳にすることも多くなってきました。
本セミナーでは、人材育成に強みを持つ講師が、不易流行の人材育成について、現場の具体的な事例を織り込みながら情報提供します。
特長・ポイント
◆人材育成担当者として知っておきたい基本とトレンドを学びます。
◆人材育成の取り組み方、方法を知り、様々な育成ツールの活用法を学びます。
◆人材育成に強みを持つ松下直子講師が、具体的な事例とともに、お伝えします。
対象
・人材育成担当の方
・研修企画担当の方
・人事・人材開発部門の方
プログラム
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項目 |
内容 |
1日 10:00~17:00 |
1.人材育成担当者の使命・役割 |
(1)人材育成担当者の顧客とは
(2)人材育成担当者の成果とは
(3)人材育成担当者の資質とは
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2.人材育成のトレンドを知る |
(1)人材育成をとりまく最近のキーワード
(2)働き方改革時代の人材育成担当者の一年の流れ
(3)時代によって変わるもの、変えてはならないもの
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3.社員と要員を知る ― 自社はどのような人たちの集まりなのか |
(1)人材ポートフォリオを描こう
(2)社員の個性と能力を把握しよう
(3)人材育成で変えられるもの、変えにくいもの
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4.人材育成の取り組み方、方法を知る |
(1)経営戦略と人事戦略、育成戦略、育成方針の連携
(2)「求める社員像」のつくり方
(3)現場の教育ニーズや現状の把握と、課題の抽出
(4)ニーズ把握のための、人材育成担当者のコミュニケーション術
(5)人材育成の方法論と、それぞれのポイント ― OJT、OFF-JT、SDほか
(6)育成体系に盛り込む内容
(7)真に活きた育成体系のつくり方
(8)研修カリキュラムの組み立て方
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5.育成手段は研修だけではない ― 様々な育成ツールを徹底的に活用しよう |
(1)入社時教育は、就業規則と給与明細を活用する
(2)注意したい各研修の年間スケジュールと育成のタイミング
(3)「研修」と「現場」をつなぐ方法
(4)人事評価制度も人材育成のツール
(5)他流試合で己を磨こう
(6)効果測定と、投資予算の適正さ
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6.「プロフェッショナル」人材育成担当者をめざして |
(1)アマチュア担当者、スペシャリスト担当者、プロ担当者の違い
(2)人材育成担当者としての、自信と誇りと責任
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※内容は、変更される場合があります。また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
ご案内
講師紹介(敬称略)

松下 直子
株式会社オフィスあん 代表取締役
社会保険労務士、経営学修士(MBA)、人事コンサルタント
神戸大学卒業後、江崎グリコ㈱に入社。新規開拓の営業職、報道担当の広報職、人事労務職を歴任。2004年に独立し、社会保険労務士、人事コンサルタントとして顧問先の指導にあたる。 「人事屋」であることを生涯のライフワークと決意し、人事の学校(人事のまなび場【庵】)の主催や人事パーソン交流の場づくり、人事情報の発信など、幅広く人事の人材育成に意欲的に取り組んでいる。
【主 著】
『採用面接で「採ってはいけない人」の見きわめ方』
『部下育成にもっと自信がつく本』(以上同文舘出版)
『超解OJTで面白いほど自分で考えて動く部下が育つ本』(あさ出版)
『OJT讓員工成為即戦力』(※あさ出版の『超解OJT』中国語繁体字〈台湾〉版)
『部下の実力を高める実践OJT』(DVD/PHP研究所)ほか
定員について
20名
(参加人数が最少催行人数に達しない場合は、延期もしくは中止にさせていただく場合がございます。)
会場(大阪)
日本能率協会・研修室(大阪)
〒530-0001
大阪府大阪市北区梅田1-8-17 大阪第一生命ビルディング6階
TEL:06-4797-2050
交通アクセス
JR大阪駅より徒歩2分
地下鉄御堂筋線 梅田駅より徒歩3分
阪神大阪梅田駅より徒歩1分
阪急大阪梅田駅より徒歩8分
※開催会場は変更する場合があります。
その場合は別途ご案内いたします。