開催概要
対象
・製造業で経験3年未満の初級情シスの方
・500名までの中堅中小企業の少人数情シス
・基礎から学び直したいひとり(少人数)情シスの方
・近々にひとり(少人数)情シスに着任する方
・ひとり情シスを支援する二人目候補の方
開催目的
「ひとり情シス」とは、一人で社内のIT環境や情報システムを管理する担当者のことで、中堅中小企業ではとても多い状況です。
一般社団法人 ひとり情シス協会が2022年1月に発表した「ひとり情シス実態調査2022」では、従業員100名から499名までの企業では37.6%にあたる1.8万社、従業員20名から99名までの企業では87.4%にあたる約20万社で、情シスが一人以下であるという結果が出ています。この結果からもわかるとおり、IT人材不足の問題は中堅中小企業では特に深刻です。
また、コロナ禍の影響で、リモートワークやBCP対応など、中堅中小企業においてもITやデジタル活用の必要性が増しています。今までIT担当者がいなかった「ゼロ情シス」企業では、新規にひとり情シスを任命することになり、経験の浅いひとり情シスが増加しています。「ひとり情シス実態調査2022」によると、ひとり情シスの24%が経験3年以内で、ITや業務の知識に不安を持っていることが判明しています。
特に製造業のひとり情シスは、生産設備とのIoTや生産性向上のRPA、CAD/CAMシステムなど、ITやデジタル化の適用範囲が広い傾向にあります。また業務上取引先とデータ交換することも多く、セキュリティ対策が不可欠です。そのため、5つのカリキュラムの内、1つを製造業にフォーカスした内容にしました。カリキュラムは他業種の方も受講可能です。,
プログラム
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項目 |
内容 |
1日 10:00~17:00 |
1.多岐にわたるひとり情シス担当者の仕事 |
①ひとり情シスとは?
②ひとり情シス実態調査
③ひとり情シスの仕事の範囲
④ひとり情シスのタイプ
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2.これだけは理解しておきたい基礎知識 |
①基本的な勉強の仕方
②ネットワーク、サーバー、クラウド
③セキュリティ
④DX推進の考え方
(DXアクセラレーションプログラム紹介)
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3.ひとり情シスの心得と必要なスキル |
①現状認識・環境構築
②セキュリティ対策
③資産・ドキュメント管理
④バックアップ
⑤端末設定
⑥リテラシー向上
⑦最適なパートナー発掘
⑧ベンダーマネジメント
⑨経営層とのコミュニケーション
⑩ユーザー部門との関係構築
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4.現場で頻出のトラブルシューティング |
①トラブルあるある
パソコントラブル、ネットワークトラブル、ベンダートラブルなど、様々な事例を紹介
②セキュリティ事件簿
実際に発生したセキュリティトラブルの事例から学ぶ
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5.製造業の情シス担当者ならではの悩み |
①工場とのコミュニケーション
②IoT、RPA、AIの取り組み方
③生産管理パッケージへの取り組み
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※内容は、変更される場合があります。また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
ご案内
講師紹介(敬称略)
増山 大輔
一般社団法人ひとり情シス協会 認定インストラクター
大学機械学部卒業後、計測器メーカー入社。改革推進室に配属され、業務改善チームでさまざまなプロジェクトに参画。
その後、現在の従業員200名の中小製造業企業へ転職、ひとり情シスとしてホームページから基幹システムまでを内製で対応、リモートワーク構築やクラウド環境構築も行う。
現在は、RPAやAIなどのプロジェクトをリードしている。2020年より、ひとり情シスの支援活動を開始。
定員
参加定員の関係でご参加いただけない場合は折り返しご連絡いたします。
会場(東京)
日本能率協会・研修室(東京)
〒105-8522 東京都港区芝公園3-1-22
TEL: 03-3434-6271
交通アクセス
東京メトロ日比谷線 神谷町駅 3出口 より徒歩7分
都営三田線 御成門駅 A1出口より徒歩5分
都営大江戸線 大門駅 A4・A5・A6出口 より徒歩12分
JR山手線 浜松町駅 より徒歩15分
※開催会場は変更する場合があります。
その場合は別途ご案内いたします。