開催概要
対象
・企業内で人材育成、研修企画を担当されている方
・教育企画・効果のトータルマネジメント手法を学びたい方
・研修の効果測定に関する基礎を学びたい方
ねらい
「研修の効果測定の仕方を知りたい」、「研修を効果的なものにしたい」という声をよく聞きますが、では、効果的な研修の条件とは何でしょうか? 「研修」が組織や業務に対して効果的なものであるためには、「ニーズ」が明確になっていることが必要です。また、「研修」そのものの構成やデリバリーの方法が適切である必要もあります。
本セミナーでは、そのような、さまざまな研修設計の条件をインストラクショナルシステムデザイン(ISD)の考え方に沿って、効果的な研修設計へのアクションを整理します。また、研修を組織や業務成果に活かすための条件や「研修の効果」を明確にするニーズ分析、習得目標の設定の仕方を自己課題に沿って演習し、自己や自社の研修設計課題を明確にします。
ポイント
◆さまざまな研修設計の条件をインストラクショナルシステムデザイン(ISD)の考え方に沿って、効果的な研修設計へのアクションを整理します。
◆研修を組織や業務成果に活かすための条件や「研修の効果」を明確にするニーズ分析、習得目標の設定の仕方を自己課題に沿って演習し、自己や自社の研修設計課題を明確にします。
◆【特典】即実践に活用できるツールを3点ご提供します。
・ニーズ分析チェックリスト、ニーズ分析質問票、 ニーズ分析のまとめツール(PPTX)
・Bloomのタクソノミーに基づいた行動動詞リスト(教材内)
・習得目標設定ツール(PPTX)
このような方におすすめ
・「研修」のニーズを明確にし、意味ある研修投資を行いたい
・「研修設計」と「研修の効果」を明確にするためのインストラクショナルデザインの基本を学びたい
・研修を現場への行動移転につなぐための組織や現場マネジャーに対する働きかけのポイントを明確にし、「学び」の定着を図りたい
オンライン受講のご案内
・テレビ会議ツール「Zoom」で配信します。事前に
接続テストにアクセスいただき、動作をご確認ください。
・1申込につき1名様がご受講ください。(著作権の観点から1申込で複数の方のご受講はお受けしません)
・ビデオオンできる環境をご用意ください。イヤホンやヘッドセット、外部スピーカーを使用しての受講をおすすめします。
・お申込み時、参加される方のメールアドレスを必ず登録してください。
・テキストは事前に配布します。
・本セミナーの講義資料および配信映像の録画、録音、撮影など複製ならびに二次利用は一切禁止です。
・Zoomにおけるリモート制御ならびにレコーディング機能はホスト側にて停止させていただきます。
※お申込みの前に必ず
オンラインLIVEセミナー規約をご確認ください。お申込み完了を以て規約に同意したことといたします。
プログラム
事前課題:「研修」企画、実践における課題の記入
【1日目】
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項目 |
内容 |
半日 13:15~16:30 |
・パフォーマンスと研修 ・研修ニーズ分析に必要な情報 |
導入 |
①研修目標、研修プログラム概要紹介
②自己紹介
③自己課題について
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1.研修の成果とンストラクショナル デザイン |
①研修のゴールと成果とは
②パフォーマンスと研修の関係
③効果的研修の条件とインストラクショナル デザインモデル
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2.研修ニーズ分析 |
①ニーズ分析と効果測定の関係
②研修ニーズを知るための情報とは
・代表的な質問例の確認
・改善が必要とされるタスクと行動の分析:タスク分析演習
③研修ニーズの分析演習:ミニシナリオ演習と共有
④ニーズ分析のチェックポイント
⑤ニーズ分析の重要性と「必要ない」と言われたときの対処は?
⑥自己課題となっている研修のニーズの概略を描く
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Day1まとめと宿題の説明 |
Day1の宿題:
ニーズ分析演習(ビジネスニーズ、パフォーマンスニーズ、タスク(変容が必要な具体行動:2~3)ニーズの特定と背景情報の説明)
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中間課題:自社課題となっている研修ニーズ分析の演習
【2日目】
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項目 |
内容 |
半日 13:15~16:30 |
・ニーズ分析結果の共有と今後必要な情報の整理
・学習目標と学習領域(ブルームのタクソノミーと目標設定)
・学習目標設定のABCD
・タスク分析演習
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Day1の復習 |
研修ニーズ分析演習結果の共有(グループ、クラス)
実践演習から得たニーズ分析の課題と要点のまとめ
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3.学習目標の設定と学習領域 |
①インストラクショナル デザインにおける学習領域とは
学習領域の違いと研修設計の関係
②習得成果を明確にするための目標設定の条件
習得目標のABCD
③タスク例と習得目標の作り方
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Day2まとめと宿題の説明 |
Day2宿題:
ニーズ分析で特定した行動変容が必要なタスクに対する習得目標の設定(研修やラーニングコンテンツでの習得目標と業務現場に戻ったのちの習得目標)
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中間課題:
Day1で特定した「研修ニーズ」をもとに具体タスク(知識・スキルニーズ)を選定し、習得目標を設定する演習
【3日目】
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項目 |
内容 |
半日 13:15~16:30 |
・「習得目標設定演習」の共有
・効果測定のポイント
・「研修」内容と展開設計のポイントと学習の科学
・学びとアクションプランの共有
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Day2の復習 |
研修の習得目標設定演習結果の共有(グループ、クラス)
実践演習から得た習得目標設定の要点と課題のまとめ
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4.研修効果測定のモデルとプロセス |
①研修の効果測定のモデルとは
学習領域の違いと研修設計の関係
②効果測定実施の目的と条件、実施プロセスとは
③自己の研修に必要な効果測定とその目的
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5.効果的な研修の条件と設計ポイント |
①成人学習者の心理と学習設計のポイント
②受講対象者を考慮した研修方法の選択基準とは
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学びとアクションプランの共有 |
※内容は、変更される場合があります。また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
ご案内
講師紹介(敬称略)

中原 孝子
ATD 認定CPLP
㈱インストラクショナルデザイン 代表取締役社長
<講師プロフィール>
国立岩手大学卒業後、米コーネル大学大学院を経て、外資系製造販売会社、金融機関、IT企業にて人材戦略部門のマネージャーを歴任する。2002年5月に株式会社インストラクショナル デザインを設立し、人材育成計画全般や効果的な研修設計と効果測定実施のためのインストラクショナル・デザインの支援、パフォーマンスコンサルティング(Human Performance Improvement、翻訳書「HPIの基本」)、グローバルタレントマネジメントの企画運営支援なども行っている。ATD(米国人材開発機構)インターナショナルジャパン理事(副代表)も務める。ATD認定CPLP(Certified Professional in Learning and Performance)
定員について
20名(参加人数が最少催行人数に達しない場合は、延期もしくは中止にさせていただく場合がございます。)