開催概要
このような課題や要望をお持ちの方にお奨めします
・業務上、今まで調査に関わることが全く無かったので、基本の習得ができていない
・配属されたばかりでリサーチに関する基礎的なことから学ぶ必要がある
・情報の集め方と、集めた情報の加工をどのようにすれば活用できるのかがわからない
・マーケティング・リサーチの基礎知識の習得と、実務に活用できるノウハウを獲得したい
・数値、データの捉え方を感覚に頼ってしまっているので、体系的にリサーチ業務を理解したい
対象
・企業のマーケティング部門、調査部門、商品企画部門、広告宣伝部門などのスタッフ、マネジャーの方々
・本テーマに関心のある方々
受講者の声
・基本から体系的に学べる機会として非常に良いと思った
・普段、直感で対応している調査が、こんなに奥深いものだとは知らなかった。マーケティング・リサーチを勉強して間もないが、最初にこのような内容を学ぶことができて、ためになった
・調査業務の基本、基本的なデータの見方、用語の意味等、基礎を総合的に学ぶことができてよかった
・クロス表の見方、考え方の部分が大変分かりやすく、すぐに業務に活かせると感じた
・集計表の読み方、グラフ化など、これから報告書を作成する際に分かりやすく作成する方法を学ぶことができた
プログラム
※当日は、ルート機能のついた電卓をご持参ください。
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項目 |
内容 |
1日目 10:00~17:00 |
【入門編】マーケティング・リサーチとは何か-その基本機能を理解する |
【1】マーケティング・リサーチとは |
1.マーケティング・リサーチの目的と種類
2.マーケティング・リサーチの効用と限界
3.事実探索と仮説検証
4.定量調査と定性調査
5.調査手法の適用
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【2】定量調査の種類 |
1.面接調査
2.留置き調査
3.郵送調査
4.電話調査
5.電子調査(インターネット調査)
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【3】定量調査の設計 |
1.一般的手順
2.仮説の構築
3.調査の設計
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【4】サンプリング |
1.母集団と標本
2.サンプリングはなぜ必要か
3.サンプリング方法の種類
多段抽出、層化抽出、割当抽出、タイム・サンプリングなど
4.マーケティング・リサーチとサンプリング
5.サンプリング誤差
サンプリング誤差の計算
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2日目 10:00~17:00 |
【5】調査票の設計 |
1.調査票作成の留意事項
2.調査方法別の留意事項
3.作成手順
4.質問文・回答選択肢の設計
5.回答形式の設計
・質問票を作成するために、知っていなくてはならないことを理解する。
・調査は測定をしている。そこで測定をするということを具体的に理解する。
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【6】調査の実施 |
1.調査実施の手順
2.調査環境の変化
3.調査手法別の調査の実施
4.調査票の点検
5.インスペクション
・マーケティング・リサーチの一般的な手順を調査手法別に理解する。
・マーケティング・リサーチの今日的な問題点、傾向を理解する。
・調査の品質管理の方法と目的を理解する。
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【7】集計 |
1.集計作業の流れ
2.データの作成
3.単純集計
4.クロス集計
・データ集約の方法と手順、クロス集計表の見方を理解する。
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【8】集計表と基本統計量の読み取り方 |
1.クロス集計表の読み取り
2.分布の中心(平均値と中央値)
・データ分析の最初であるクロス集計表の読み方を理解する。
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【9】統計量 |
1.平均値と分散(標準偏差)
2.正規分布と歪んだ分布
・量的データの集約方法と、陥りやすい間違いを理解する。
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【10】報告書 |
1.報告書の作成
2.報告書の内容
・報告書作成の手順と盛り込む内容を理解する。
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3日目 10:00~17:00 |
【統計・データ分析編】 調査データ解析とは? |
【11】比率に差はあるか(検定) |
1.検定の考え方
2.検定の実際(χ2検定)
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【12】2変量間の関係を分析する |
1.カテゴリーデータ間の関連
2.数量データ間の関連(相関係数)
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【13】多変量解析入門 |
1.要因を分析する、予測する
・回帰分析、重回帰分析
2.変数間の関連を分析する
・コレスポンデンス分析(クロス表の解析)
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【14】多変量解析をマーケティング課題に適用する |
1.多変量解析の目的と分類
2.マーケティング課題と多変量解析
・マーケティング課題に対応した多変量解析の分類、マーケティング課題ごとに使うべき多変量解析法を理解する。
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※内容は、変更される場合があります。また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
ご案内
3日間とも 10:00~17:00
入門編のみの参加も可能ですが、3日間の参加をお奨めします。
講師
中山 厚穂
東京都立大学 経済経営学部 准教授
・立教大学大学院社会学研究科応用社会学専攻
博士課程後期課程単位取得満期退学。
・立教大学経営学部助手・助教、長崎大学経済学部准教授を経て、2010年10月より現職。博士(社会学)。
・専門分野:統計科学、行動計量学、消費者行動論
・資 格:専門社会調査士
・著 書:「Excel ソルバー多変量解析-因果関係分析・予測手法編-」「Excelソルバー多変量解析-ポジ
ショニング編-」(日科技連出版社)、『特許情報のテキストマイニング』(ミネルヴァ書房、共著)、
「スタンダード 文科系の統計学」(培風館、共著)
・主要論文:「The Classification and Visualization of Twitter Trending Topics Considering Time
Series Variation.」(Data Science - Innovative Developments in Data Analysis and
Clustering)、「製品時系列を考慮したTwitter上のトピック分類」(データ分析の理論と応用)
大竹 延幸
株式会社マーケッティング・サービス 代表取締役社長
東洋大学 社会学部 非常勤講師 / 明星大学 人文学部 非常勤講師
・立教大学社会学研究科博士課程前期課程終了。(社会学修士)。
・アパレル業界を経て現在に至る。日用品から耐久消費財までの消費財、農業、工業生産
財といった幅広い業界に対応するリサーチャー。マーケティング課題解決型リサーチの
企画、およびCSI、ブランド評価といったマーケティング課題の統計モデル化を得意とす
るリサーチのスペシャリスト。
・資 格:専門社会調査士、専門統計調査士
・著 書:「社会調査の実際」 (学文社)
・主要論文:「Conjoint分析を利用した価格属性の問題点」(東洋大学社会学部紀要)、
「支出意識に及ぼす消費目的の影響―確認的因子分析と多重指標モデルによる
男女比較―」(東洋大学社会学部紀要)、「支出意識に及ぼす消費目的の影響
~多重指標モデルによる時系列分析~」(東洋大学社会学部紀要)
相川 朋子
株式会社マーケッティング・サービス
マーケティング部 課長
・筑波大学第二学群人間学類心理学専攻卒業
(現 人間学群心理学類)
・2002年よりマーケティングリサーチに従事し、2016年
より現職。
経験商材は、日用品/食品/飲料/家電/金融などで、
メーカー、広告代理店などのクライアントに対応し、幅広い
調査テーマを経験。
・資格:専門統計調査士
定員
20名(参加人数が最少催行人数に達しない場合は、 延期もしくは中止にさせていただく場合があります)
会場(東京)
日本能率協会・研修室(東京)
〒105-8522 東京都港区芝公園3-1-22
TEL: 03-3434-6271
交通アクセス
東京メトロ日比谷線 神谷町駅 3出口 より徒歩7分
都営三田線 御成門駅 A1出口より徒歩5分
都営大江戸線 大門駅 A4・A5・A6出口 より徒歩12分
JR山手線 浜松町駅 より徒歩15分
※開催会場は変更する場合があります。
その場合は別途ご案内いたします。