開催概要
対象
・生産技術部門の中堅スタッフ、管理者
・製造部門の管理監督者、スタッフ
・生産管理部門の管理者、スタッフ
・標準時間、標準原価の設定に関係する管理者、スタッフ
・DX、IoT、自動化の推進、コストダウン、生産性向上などを推進されている方々
本セミナーのねらい
ものづくりの現場では、DXなどにより実績データが収集されています。しかし、物差しになる標準時間がないために、集めたデータを有効に活用できない会社が多いようです。
生産性や収益性をさらに向上させるには、実績データと“あるべき姿”としての標準時間を比べ、管理ポイントを明確にして活用することです。
本セミナーでは、人と機械設備の標準時間の考え方、設定ポイントや具体的方法から収益性向上に結びつく実践的な活用方法について丁寧に指導します。
本セミナーのポイント
・グローバルに通用する人の標準時間について解説します
・最適な機械設備スピードを追求した機械設備の標準時間方法が明確になります。
・費用対効果を考慮した自社に最適な標準時間の設定方法が明確になります
・標準時間と実績時間の差異の低減方法、標準時間を使った生産計画の作り方を体得できます。
・標準時間の設定や活用についてPC(Excel)を用いた演習で理解を深めます
参加された方のご感想
・実例での説明と質問の解答が非常に解り易かった。
・標準時間を設定する必要性を再認識しました。
・工程改善のための指標について学んだ事を実践します。
オンライン受講のご案内
・ テレビ会議ツール「Zoom」で配信します。
事前に
接続テストにアクセスいただき、動作をご確認ください。
・1申込につき1名様がご受講ください。(著作権の観点から1申込で複数の方のご受講はお受けいたしません)
・ビデオオンできる環境をご用意ください。イヤホンやヘッドセット、外部スピーカーを使用しての受講をおすすめします。
・お申込み時、参加される方のメールアドレスを必ず登録してください。
・テキストは事前に配布します。
・本セミナーの講義資料および配信映像の録画、録音、撮影など複製ならびに二次利用は一切禁止です。
・Zoomにおけるリモート制御ならびにレコーディング機能はホスト側にて停止させていただきます。
※お申込みの前に必ず規約をご確認ください。お申込み完了を以て規約に同意したことといたします。
オンラインLIVEセミナー規約
プログラム
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項目 |
内容 |
1日目 10:00~17:00 |
標準時間の意義と設定手法
◆工場管理の基本は標準時間 |
1. 科学的管理法と標準時間 |
(1) 標準時間の構成
(2) IE(インダストリアル エンジニアリング)とは何か
(3) 標準時間設定の目的とレベル
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2. 人の作業の標準時間の設定ポイント |
(1) 直接時間研究と標準スピードを見極めるレイティング
(2) 余裕率設定にも役立つワークサンプリング
(3) 人の動作の基準はPTS(既定時間標準)法
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3. 人の標準時間を設定する資料の作成方法 |
(1) 標準時間資料で自社の標準時間を設定する
(2) 合成法による標準時間資料の作り方
(3) DXにも対応する分析法による標準時間資料の作り方
(4) 複数要因と時間の関係を読む重回帰分析
実践!PC(Excel)で標準時間資料の作成
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4. 機械設備作業の標準時間設定ポイントと方法 |
(1) 設備の標準時間設定に必要な実験計画法
(2) 機械設備スピードの最適条件を追求する
(3) 機械設備の標準時間を設定する
実践!PC(Excel)で機械設備時間の設定
(4) 段取標準時間の設定ポイント
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2日目 10:00~17:00 |
標準時間の設定と有効的な使い方
◆生産方式に応じた標準時間の設定 |
5. 作業形態別の標準時間の設定 |
(1) 機能別生産での標準時間設定ポイント
(2) ライン生産、セル生産での標準時間設定ポイント
(3) 余裕率の設定方法
(4) 標準時間の監査制度とメンテナンスの自動化
PC(Excel)で標準時間設定
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◆計画と実績との差異対策 |
6. 標準時間の工数・設備効率管理面での活用 |
(1) 成果の出る工数・設備効率管理のやり方
(2) 作業者の時間のムダ、管理者の時間のムダ
(3) 標準時間を物差しにして生産性を倍増させる
(4) 作業能率のキーは第一線監督者の指導監督と動機付け
(5) 仕事量に対応して人と設備の使い分ける
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◆計画面での活用を強化する |
7. 標準時間の生産管理面での活用 |
(1) 標準時間で負荷を計算する
(2) 負荷と能力の調整をコストで評価する
PC(Excel)で負荷と能力を調整し生産計画を作成
(3) 標準時間設定を自動化する
(4) スマート工場では図面段階で標準時間を設定する
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※プログラム内容は、変更される場合がありますあらかじめご了承ください。
※昼休みは12:00~13:00を予定しております。
※生産技術者のレベルアップには、生産設計とコストダウン・設備投資のスキルが欠かせません。
「生産技術者のための加工費低減と最適な設備投資実践セミナー」(JMA_100391)をご活用ください。
ご案内
講師
小川 正樹
JMA専任講師
(株)MEマネジメントサービス 代表取締役
マネジメントコンサルタント・技術士(経営工学)
原価管理、原価見積、生産・物流管理システムの立案、構築、実施やIE改善を通じて総合的コストダウンを展開し、企業の業績を改革するコンサルティング業務が活動の中心である。原価管理、生産性の向上に関しては、製造から開発・設計段階(CAD/CAMを含む)までの領域を扱い、公開セミナーや社内教育でも活躍中である。
【著 書】
『原価情報システムの作り方と使い方』、『絵でみる原価計算のしくみ』、
『絵でわかる超入門原価計算』、『実践原価規格』、『図解でわかる生産の実務・高品質・低コスト生産のすべて』、『よくわかるレイアウト改善の本』など他多数
定員
参加定員の関係でご参加いただけない場合は折り返しご連絡いたします。