開催概要
参加対象
・生産技術・製造技術部門の管理者、スタッフ
・製造部門の管理者・監督者、スタッフ
・現場の改善、コストダウンを推進されている方々
・企業でデジタル化を含む設備投資に関係している管理者、スタッフ
本セミナーのねらい
生産技術者のコストダウンにおける役割は、製品の加工費と設備費の低減です。デジタル化や自動化が進む工場では、この重要性が増しています。加工費の低減は工程における人と設備の付加価値作業の増大であり、設備費は過大設備にならない最適投資の実践がポイントです。
本セミナーでは、生産技術者にとって必要なコストダウンの知識習得と設備投資で失敗しないための経済計算についてPC(Excel)と事例を活用しながら丁寧に指導します。
本セミナーのポイント
・加工費のコストダウンに結び付く原価の視点を解説します。
・IEとパラメータ設計を融合した環境変化に強い生産設計法を学んで頂きます。
・PC(Excel)を活用したパラメータ設計により、ばらつきの少ない設備の生産条件設定手順を習得できます。
・新規投資、取替投資など目的別の設備投資計算の方法を体得できます。
・設備投資対効果の算出方法をPC(Excel)を用いた演習を事例を交えながら解説します。
参加者の声
・事例など踏まえての講義で非常に解りやすかった。
・投資対効果の算出の仕方を学んだので実践したい。
・新規生産設備導入に適用してみます。
オンライン受講のご案内
・ テレビ会議ツール「Zoom」で配信します。
事前に
接続テストにアクセスいただき、動作をご確認ください。
・1申込につき1名様がご受講ください。(著作権の観点から1申込で複数の方のご受講はお受けいたしません)
・ビデオオンできる環境をご用意ください。イヤホンやヘッドセット、外部スピーカーを使用しての受講をおすすめします。
・お申込み時、参加される方のメールアドレスを必ず登録してください。
・テキストは事前に配布します。
・本セミナーの講義資料および配信映像の録画、録音、撮影など複製ならびに二次利用は一切禁止です。
・Zoomにおけるリモート制御ならびにレコーディング機能はホスト側にて停止させていただきます。
※お申込みの前に必ず規約をご確認ください。お申込み完了を以て規約に同意したことといたします。
オンラインLIVEセミナー規約
プログラム
|
項目 |
内容 |
1日目 10:00~17:00 |
効率的な加工費低減編 ◆基本機能を追求した工程は加工費が安い |
1.生産技術者に必要な原価の 基礎知識 |
(1)デジタル時代のものづくりと原価のしくみ
(2)材料費・労務費・製造経費を計算する
(3)直接費と間接費、変動費と固定費とは
PC(Excel)で生産ロットが減少すると原価はいくらになるか求めよう
|
2.生産技術段階のコストダウン余地を追求する |
(1)生産技術段階のコストダウンの焦点は加工費
(2)原価計算結果から加工費の低減製品を発掘する
(3)加工費の基本機能、補助機能、ロスとコストダウン余地
(4)最適生産設計とコストダウン手法
PC(Excel)で加工費低減製品を求めよう
|
3.基本機能だけで工程を作ってみる |
(1)最適生産設計に必要なIEと品質工学
(2)デザインアプローチで生産設計に挑戦する
(3)工程、作業の機能を見直して工程系列を追求する
(4)ライン生産とセル生産を統合したハイブリッド生産に挑戦
|
4.ばらつきの無い最適設備を 設計・選択するには |
(1)パラメータ-設計で最適設備条件を確立し標準化する
(2)PC(Excel)を活用したパラメータ-設計を体験する
(3)自動化の容易性と効果を検討する
(4)自動化の優先順序を決定する
|
2日目 10:00~17:00 |
最適な設備投資実践編 ◆自動化設備の投資を成功させる |
5.設備投資の基礎を理解する |
(1)お金の計算には3種類ある
(2)意思決定の原則を理解する
PC(Excel)で埋没原価、増分原価、機会原価を考え意思決定しよう
(3)お金の時間的価値を計算する
PC(Excel)で利息の計算を自由に出来るようにしよう
|
6.設備投資の経済計算を実践 する |
(1)設備投資に必要なライフサイクルコスト
(2)過剰投資を抑制する設備投資のプロセス
(3)設備投資の種類と経済計算
(4)新規投資を目的とした経済計算のやり方
(5)取替投資を目的とした経済計算のやり方
(6)省力投資を目的とした経済計算のやり方
実践!PC(Excel)で設備投資の経済計算を体験する!
設備を新設するか、移設するかの意思決定しよう
|
7.最適設備の選択を成功させるには |
(1)新規設備は設備能力を有効に活用する
PC(Excel)でロボット導入の効果から投資額の上限を設定しよう
(2)既存設備は工数が少ない設備を選択する
(3)MTシステムを活用して設備を維持管理する
|
本セミナーでは電卓を使用しますのでご用意ください。
※プログラム内容は変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
※昼休みは12:00~13:00を予定しております。
※生産技術者のレベルアップには、標準時間のスキルが欠かせません。
「標準時間の設定と活用実践セミナー」(JMA100342)をご活用ください。
ご案内
講師
小川 正樹
JMA専任講師
(株)MEマネジメントサービス 代表取締役
マネジメントコンサルタント・技術士(経営工学)