開催概要
対象
・生産管理部門、在庫管理部門、製造部門の管理者、スタッフ
・製造技術・生産技術部門、技術企画部門の管理者、スタッフ
・サプライチェーンの改善、リードタイム短縮、在庫低減などを推進している方々
・DX、IoT、スマートファクトリーなど情報システムの導入を推進している方々
本セミナーのねらい
顧客の要求の多様化、工程間能力のアンバランスなどの対応策として在庫を活用している企業が多いようです。在庫はうまく使えばメリットがありますが、ムダな在庫は資金繰りを悪化させ、経営を圧迫する存在になってしまいます。在庫を減らして顧客の要求を満足するには、開発・設計から生産・出荷に至るリードタイム短縮とムダのないものづくりの実現が必要になります。
本セミナーでは、リードタイム短縮とムダのないものづくりの実現により在庫を削減するアプローチを講義とPC(Excel)、事例を活用しながら習得していただきます。
本セミナーのポイント
・自社のリードタイムや在庫の低減目標が定量的に設定できます。
・運 搬、停滞を無くし、変種・変量に対応するハイブリッド同期生産の構築方法が明確になります。
・自社の在庫量が多いか少ないかを判断する基準在庫量の設定方法を伝授します。
・デジタル技術を活用した開発設計のリードタイム短縮事例を解説します。
・セミナーで使用するExcelシートはお持ち帰り頂けますので、自社のデータで実践できます。
オンライン受講のご案内
・テレビ会議ツール「Zoom」で配信します。事前に
接続テストにアクセスいただき、動作をご確認ください。
・1申込につき1名様がご受講ください。(著作権の観点から1申込で複数の方のご受講はお受けしません)
・ビデオオンできる環境をご用意ください。イヤホンやヘッドセット、外部スピーカーを使用しての受講をおすすめします。
・お申込み時、参加される方のメールアドレスを必ず登録してください。
・テキストは事前に配布します。
・本セミナーの講義資料および配信映像の録画、録音、撮影など複製ならびに二次利用は一切禁止です。
・Zoomにおけるリモート制御ならびにレコーディング機能はホスト側にて停止させていただきます。
※お申込みの前に必ず
オンラインLIVEセミナー規約をご確認ください。お申込み完了を以て規約に同意したことといたします。
プログラム
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項目 |
内容 |
2日間 10:00~17:00 |
改善面のレベルアップによるリードタイム短縮と在庫低減 ◆運搬や停滞を無くしたものづくりに挑戦
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1. 環境の変化に対応するものづくり作戦 |
(1) 環境の変化に対応したものづくり
(2) 顧客の要求するリードタイムと供給可能なリードタイム
(3) リードタイムと在庫から見た企業の基本戦略
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2.リードタイム短縮と在庫低減の可能性分析と対応策
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(1) リードタイムと在庫の現状分析の手順
(2) リードタイムのばらつきを定量的に把握
演習 PC(Excel)によるリードタイムのばらつきを分析する
(3) リードタイムの短縮目標と在庫の低減目標を設定
(4) リードタイム短縮と在庫低減のアクションプログラム
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3.同期化によるリードタイム短縮と在庫低減策 |
(1) 生産方式の特徴とリードタイム・在庫の関係
(2) レイアウトの見直しによるリードタイム短縮ポイント
(3) ライン生産、セル生産の改善ポイント
(4) 段取作業の同期化改善
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4.変種・変量に対応した同期化生産システム |
(1) 類似品を集めて同期生産
(2) 4Mの視点で同期化を推進
(3) ライン生産とセル生産を統合したハイブリッド生産の実践事例
演習 多様化に対応する生産方式を構築する
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管理面のレベルアップによるリードタイム短縮と在庫低減 ◆データ活用して価値を創造する |
5.生産計画のレベルアップによるリードタイム短縮 |
(1) リードタイム短縮のための管理システムのレベルアップポイント
(2) 生産形態に対応した生産計画
(3) 生販在が連動した生産計画
(4) コスト的にメリットのある負荷調整
(5) ネック工程を活用する生産計画
演習 PC(Excel)によるコストを考慮した生産計画を立案する
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6.在庫管理のレベルアップによる在庫低減 |
(1) 生産方式の特徴と在庫管理
(2) 定期発注方式による在庫管理と安全在庫の設定
(3) 定量発注方式による在庫管理と経済発注量
(4) 変化に対応する在庫を設定
(5) 標準化を活用した在庫低減策
演習 PC(Excel)で販売数量の変化に対応した在庫量を設定する
演習 PC(Excel)でコスト的に最も安い発注量を設定する
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7.情報システムのレベルアップによるリードタイム短縮・在庫低減 |
(1) デジタル技術を活用したフロントローディング型の開発・設計方式
(2) デジタルツインによる開発リードタイムの低減施策・事例
(3) リードタイム短縮・在庫低減に役立つデジタルデータの取得と活用ポイント
(4) 多様な情報から異常を予知するMTシステム
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※プログラム内容は変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
※昼食は12:00~13:00を予定しております。
※さらなるレベルアップには、「ものづくり担当者のためのデータ分析と統計学入門セミナー」(JMA100393)にご参加ください。
プログラム
講師紹介(敬称略)
小川 正樹
JMA専任講師
㈱MEマネジメントサービス 代表取締役
マネジメントコンサルタント・技術士(経営工学)
http://www.mejapan.com/
原価管理、原価見積、生産・物流管理システムの立案、構築、実施やIE改善を通じて総合的コストダウンを展開し、企業の業績を改革するコンサルティング業務が活動の中心である。原価管理、生産性の向上に関しては、製造から開発・設計段階(CAD/CAMを含む)までの領域を扱い、公開セミナーや社内教育でも活躍中である。
【著 書】
『原価情報システムの作り方と使い方』『絵でみる原価計算のしくみ』、『絵でわかる超入門原価計算』、『実践原価規格』、『図解でわかる生産の実務・高品質・低コスト生産のすべて』『よくわかるレイアウト改善の本』など他多数
定員
参加定員の関係でご参加いただけない場合は折り返しご連絡いたします。